July 19, 2011
週末は甲斐大泉でした。
恒例の夏のコンサート練習のための合宿です。
プロの方も入っての練習ですが、夜は尽きない話で盛り上ります。
月曜日の朝、宴会もそこそこの僕は、ロビーでソーセージと卵の焼ける良い香りでお腹を空かせていました。
そこに、散歩から戻ったメンバーが
「日本勝ったみたいよ」
「散歩してたら、ペンションから、やった!と叫び声があったわよ!」
僕はあわててスマホで検索。
「2対2同点」
「延長PK戦3対1 で初優勝」
と、字が踊っていました。
女子サッカーは、盛り上りが今一つで、しかも強豪は体格も身長も凄い国ばかり。
「どうせ」と言う気持ちがありました。
でもやりました!
凄い!
ウグイスと山鳩が交互に鳴く、朝の高原に、もっと爽やかな風が流れました。
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June 12, 2011
朝から梅雨のような雨模様の土曜日ですが、今日は銀座王子ホールでピアノコンサートを聞きに行く日です。
最近「お酢」が気にかかっている妻の誘いで、銀座三越にあるOSUYAに寄ることになりました。
三越東館に沿って細長いお店ですが、細く小さな店内で蜂蜜のお酢や生姜のお酢を試飲したり、お酢ビールを飲んでいました。
ふと店の入り口を見ると赤い長靴、可愛い長靴が、ぶらぶらしてます。
若いお父さんとお母さんが両手をつないで、お酢屋さんをのぞいてます。
そしてニコニコした両親につれられて、赤いワンピースに紺色で白い水玉模様のタイツの女の子が、真っ赤な長靴をぶらぶらしては入ってきました。
お母さんが、美味しそうなお酢をえらんでいます。
女の子は、カウンターの下でゆらゆらしてます。
そのうち、カタッと音がしてカウンターの下の扉が開いてしまいました。
「あらあら、開けないでね」とニコニコお母さん。
今度は、お酢ソフトクリームをお母さんが頼みました。
女の子の口にスプーンで運ぼうとしますが、右へ左へ女の子は逃げます。
とうとうお店の外に行きました。
外でお母さんがしゃがんで、女の子と目の高さが一緒になると、小さな口を開けて、パクり。
梅雨空に、可愛い長靴が揺れて、僕も優しい気持ちになりました。
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June 04, 2011
ずーっとこのブログを3ヶ月もサボっていました。
インドから帰ってきたら大震災、その日は丸の内のオフィスの椅子を並べて寝ました。
今週はその震災後初めて仙台に出張です。
新幹線からは、瓦屋根にところどころブルーシートが掛かっていましたが、町は倒れ掛かったビルも無く、「大丈夫だったんだ」と安心します。
支店は若林区、支店も屋上の防水が壊れたのでブルーシートが掛かっています。
しかし駐車場のアスファルトを見ると、ゆっくり波打ってます。
「嘘!地面が波打つ!」
支店の人は「ここでは恐ろしく移転をしたいんです」と言っているのが少し分かります。
でも実際の災害現場を見ないと分からないなと思い、支店の方にお願いして、近くの仙台空港まで行くことにしました。
車で直ぐのところにある、東道路という高速に乗ると、海側の景色が一変します。
いつもなら田植えがしてあるはずの田んぼは黒いまま、いえ茶色く泥をかぶっています。
瓦礫はずいぶん撤去されたそうですが、ところどころに田んぼに車が突き刺さっています。
少し進むと、瓦礫や泥だらけで潰れた車が積み重なっているところがありました。
更に進むと、焼け焦げた車が何台も集められています。いったいどうなってしまったんだと、目の前の光景に頭がついていきません。
仙台空港は再開されて、1階だけが開いていました。
でも壁には当時の写真がありました。
あのヘリコプターや軽飛行機が津波でながされた当時の空港です。
なんと、今、この空港ビルに入ってきた入り口の庇が、津波に飲み込まれています。
滑走路をガラスの壁越しに撮影した写真には、濁流に襲われている滑走路が、嵐の海のような光景になっています。
息を呑みます。
車に戻ろうと、空港ビルを出てその庇を良く見ると、3mほどの高さにおきな切り傷、裂け目。
信じられない傷です。
とりあえず空港は片つけてはいますが、正に大きな爪あとが残る痛々しい空港でした。
でも、ANAもJALもカウンターでも案内でも、にこやかに若い女性が一生懸命働いていました。
「来ないと、見ないと分からないですね」と支店の方には、率直に思いを話しました。
帰りに、東北支援と称して地酒を3本買いました。
一本は冬華という名前です、被災地に華を早く咲かせたいものです。
ゆっくり長く支援をという思いをしっかり刻み付けました。 
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February 26, 2011
会社からのお迎えのカローラに、ホテルのドアボーイさんがガラスのドアを開けてくれて、車に乗り込みます。
町では、サリーです。
赤や青や茶色のサリーを綺麗に巻きつけた女性が、肩に長く色鮮やかな布を長い長い絹のマフラーのように背中に向けて乗せています。
道路には、スラリとした女子高校生?、中学生?が楽しそうに話しながら登校しています。
「あ!リキシャ!」黄色の車体に、黒い幌をかぶせて、三輪のリキシャが走っています。
それも、いっぱいです。
ここトリバンドラムはインドの南端、ちょっと土ぼこりが残りますが、大きな木々が悠々と茂り、ちょっとステレオたいぷのイメージとは違います。
それでも次の角を曲がると、大きな蓮の花の上に、口ひげをはやしたおじさんが微笑むポスターが現れます。
選挙ポスターだそうですが、小さな旗が、フェンスの支柱に蓮の花を抱えてはためきます。
そして、オートバイが沢山車の周りを平行して走ります。
よく見ると「ヒーロー ホンダ」と書いてあります。
インドでのホンダの合弁した会社の名前です。
ヒローホンダは、よく見ると周りのほとんどがヒーローホンダでした、合弁でも日本の製品を見ると、単純に嬉しくなります。
ヒローホンダが街を駆け抜けます。
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朝、お腹が空いて起きました。
2階のレストランに行くと、食欲をそそる本格インドカレーの香りです。
「グッドモーニングサー」とボーイさんがドアを開けてくれます。
こじんまりしたレストランですが、真ん中に銀に輝く半球の大きなカバーが朝食を暖かくしています。
席に着き、「何をおのみになりますか?」と聞かれるので、コーヒーをお願いしました。
すぐにコーヒーを注いでくれます。
その味は? ちょっとネスカフェのような味です。
でも、レストランの奥には、サラダが見えます。
「生水には気を付けなよ、水割りの氷もサラダも、みんな危ないからね!」と日本で聞いているのを思い出しました。
くわばらくわばら。
辛いカレーならウイルスも居ないかなと勝手に決て、半球のカバーを開けて、細長いお米にカレーを少し掛けます。
隣を開けると、シチューとマシュルームの美味しそうな揚げ物?です。
二つ隣には、ベーコンとソーセージがありました。
「あれ、インドでは、牛も豚も食べないんじゃなかったけ?」と思い出しながらお皿に採ります。
次を開けるとその、牛肉の煮物です。
「おっとっと」と思いつつも、美味しそうでお皿に乗せます。
席で食べ始めると、なかなか美味しいです。
町には物乞いを見かけないし、路上生活者も居なく、僕のインド感がどんどん変わっていきます。
さてホテルの外はどんなインドでしょう。
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February 15, 2011
新宿の地下のカフェで、モーニングセットのコーヒーを頼み電車を待っています。
久しぶりの海外出張は、インドです。
狭い店内の雑踏に、カプチーノのシューという音に加えてJAZZが流れると、急に思い出しました。
三十年前の丁度、同じ寒い2月でした。
大学の授業が終わり、初めて飛行機に乗り、初めて海外に行ったパリ。
何処かの駅で入ったカフェが、急に目の前に浮かびました。
ザワザワしたパリの見知らぬカフェで、初めて飲んだカプチーノはなんともほろ苦くて、美味しいコーヒーでした。
カプチーノの薫りと、パリの香りが、ワクワクする心を落ち着かせ、パリに居るんだなと、不思議な感覚になりました。
ルーブルもオルセーも、モンマルトルやカルチェラタンも、そして小さなホテルや寒いリュクサンブール公園も、きっと三十年経った今でも変わらずにあるんでしょうね。
パリにしてみれば、三十年なんてほんの一瞬なのでしょうね。
私には、遠くて近い三十年です。
両手で包み込んだ今朝のコーヒーは、殊更に美味しく感じました。
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January 04, 2011
1月4日だというのに、伊豆高原近くの国道には車が沢山行き交います。
やはり伊豆、町田から2時間半もあれば着くかな?と、たかをくくっていましたが、小田原から混みだし、結局4時間となりました。
家族で伊豆高原で新年会です。
だけれども、僕は明日から仕事、夕食だけで富士宮に向かいます。
教えてもらった美味しい料理屋は、国道から坂道を登り、明かりが少ない坂道を登ったところです。
暗い道で、道を間違えていないかな?と不安になります。
でも、パッと明るい、木造の家の軒が見えます。
家の前は車がいっぱいで、止まれません。
「予約しないとだめそうだね」と諦めてUターンしようとすると、駐車場から一台出ました、
「ラッキーだね」と僕
急いで店に入ると。
感じの良い店です。
「ご予約ですか?」と店の女将さんに言われます。
「いや、予約ではないんだけど、4人で席ありますか?」と言うと、
ちょっと見回して、
「カウンター席でもよろしいですか?」
やりました、またまた直ぐに座れました。
腹ペコで、岩牡蠣と、刺身焼き魚定食を頼みます。
家族皆定食を頼みました。
「はい!岩牡蠣です」と出された牡蠣に、レモンと紅葉おろしを掛けて、醤油をたらします。
「美味しい!」最高です。
家族の顔がほころびます。
「はい、刺身」と出されたのを見ると。
「いっぱい!」
美味しい刺身を食べてると、
「はい、トロサバに煮付け」
油の乗って美味しいそうな焼きサバと、柔らかそうなブリの煮付けが出てきました。
「凄い、食べきれない!」と家族の顔がどんどんほころびます。
妻と娘が食べきれない分も、息子がペロリと平らげます。
「凄い、よく食べれるわね」と、ワイワイ、ガヤガヤ。
大満足で店を出ますが、急いで駅に向かいます。
あと5分のところで、駅に着きます。
車を降りて、改札口まで駆け上がろうとすると、
息子が、「お父さん、カバン持つよ!」と、一緒に駆け上がります。
キップを買っていると、家族全員が上がってきてくれました。
「じゃあ、行ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
「明日休んで飲んでいったら!」
「美味しかったよ、ありがとう!」
車窓に家族の笑顔がはじけます。
寒い夜に、とても暖かい新年の始まりになりました。
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December 28, 2010
年末に強羅に来てます。
箱根と言えば温泉!
早目に大浴場に入ると、入学前の子供を連れたお父さんがニコニコしながら、お湯に浸かっています。
「あちぃ!」と子供の声。
振り向くと、湯船に男の子が立っていました。
でも直ぐに、バシャン!
泳ぎ出しました。
犬掻きです。
5mほど泳ぐと。
「あっちい!」と言って出ます。
でもまたバシャン!
息子の、いや僕のことを思い出します。
洗い場で腰おけに座り、シャンプーを見ると、
炭、馬油、オレンジシャンプーが並んでます。
炭だと白髪が隠れるかと思いながら、馬油もどんなかな?と、やはり馬油にしました。
お風呂を上がって、脱衣場にいると、男の子が上がってきました。
「パパこれ何?」
足裏マッサージ器です。
「それすると足が痛くなるの!」とお父さん。
男の子は脱衣かごを逆さまにして被って、「かぶと虫、かぶと虫」
子供の想像力は凄いです。
「パパ着れない」
浴衣です。
「こっちを前にして、結んで」とお父さん。
遠い日を思い出しました
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December 02, 2010
久々の検査です。
一年前には入院して、窓から、ホテルのクリスマスツリーを見ていた病院です。
受付を済ませて、二階の生理検査室へ行きます。
程なくして、自分の名前が呼ばれます。
今日はエコー検査です。
「お胸を失礼します、ちょっと冷たいですよ」と言いながら胸にゼリーを塗り、その上に検査機を走らせます。
検査技師さんは若い女性でした。
「はい、大きく息を吸って、そこで止めて」
「RV正常ですね」と仲間のスタッフに伝えます。
「熱でもあったのですか?」と、突然の質問が飛び出ます。
病気の再発を疑ってくれているんだと思い、
「いやいや熱は無いですよ、定期健診ですよ」と僕
また、「はい息を止めて」「はい楽にしてください」と始まります。
「Mは是ですね」とエコー画面を見ながらスタッフに言います。
「Mは大動脈弁でしたっけ」と検査の女性技師に聞きます。
「Mは憎房弁で、大動脈弁はAですよ」と優しく教えてくれます。
「ケイショクやってるんですけど、見えないですね」と検査技師さんがスタッフに言います。
ケイショク?何だろう?
あ!経皮食道エコーのことだ!あれは、突っ込まれてヤダッタなど思い出します。
「ケイショクは嫌ですね」と僕。
「そ、そうなんです、辛いですよね、経皮食道エコーは」と、技師さん。
「しかも、初めての先生がやったので、嫌でした」と僕。
「そうですか!」と笑顔になって、見返してくれました。
機械的に進む検査室が、急に明るくなりました。
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November 19, 2010
今日は朝早くに丸の内です。
夜が明けたばかりの朝6時、レオパレスを出ると隣の真っ黒で元気な大型犬が吠えます。
散歩かご飯がほしいとねだっています。
遠くの山際は、白く光を浴びてくっきりと浮かび上がります。
生協のある曲がり門にくると、屋根の向こうに富士山が急に現れます。
昨晩の冷え込みで、五合目辺りまで雪景色です。
大きく広がった裾野が、町全体を包み込んで有り余るようです。
思わず携帯を出して、「ガシャ」とシャターを切ります。
よく晴れ渡った青い空に、富士山の先端が、朝日で赤く色づきます。
昨夜から勤務している守衛さんに、
「おはようございます!」と挨拶します。
「おはようございます!」と元気な笑顔が返ってきます。
7時の新幹線に向けて、車のエンジンを掛けます。新しい1日の始まりです。
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November 12, 2010
もう暗くなっている6時に、丸の内の会社を出ました。
11月の週末、オアゾの前も、新丸ビルも、ガラスの壁を通して、楽しく明かりが輝きます。
「三菱の美術館はまだ開いているかな?」と、丸ビルの横を通ります。
ガラス越しに、仕事帰りの人たちが、大勢行き交います。
どんなところかなと、自動ドアを入ると、奥に沢山の人がいます。
3階建て程もある、キラキラオレンジ色の明かりが輝くクリスマスツリーがありますが、その前に、椅子とステージがありました。
なんだろうと、周りを見ると、平原綾香のFM放送の収録の無料コンサートです。
え!平原綾香!
しかも、あと5分程で始まります。
毎晩のように、歩きながら聞いている、彼女です。
よく見ると、1階はもとより、2階3階の吹き抜けの手摺りには、沢山の人がいまかと開演を待ってます。
僕も比較的空いている3階に上ります。
暫くすると、アナウンサーの紹介の後に、2階のエスカレーターから、現れました。
白いシンプルに見えるドレスと真っ赤なブーツで来たのは、CDの表紙で見た平原綾香でした。
丸ビルの吹き抜けは、皆彼女に拍手が沸き起こります。
僕は人と人の隙間から、斜め下に見える、ステージの平原綾香を見つめます。
一曲目はグリーンスリーブス。
生でも、声量が凄い、吹き抜けを響き渡らせます。
ドレスから出た肩と腕が、彼女の豊かな声量を見せています。
アダージョ、アベマリアなど、僕のお気に入りの最近出したクラシック2の曲が続きます。
圧倒的な迫力と、リズム。
集まっている、会社帰りの男性も女性も、段々身を乗り出します、
いつもはシャイな都会のサラリーマンも、拍手が大きくなります。
彼女を丸の内で見ているのが不思議に思えてきます。
富士宮で、野球の練習をしている高校の周りを歩いて、夜の富士山を見ている、あの幻想的な散歩とのギャップが頭をかすめます。
でも、そんな幻想は直ぐに飛び、彼女のCDと変わらぬ見事な歌に心奪われます。
ジュピターも歌い、最後はクリスマスリストと言う曲でした。
「戦争を止めて、引き裂かないで」と見事に歌い上げます。
学生運動の時代に、フォークソングを深夜ラジオで聞いた以来でしょうか、公の広場でこんな内容の歌を聞くのは。
でも、明るく派でやかに。
ますます、お気に入りになりました。
地下鉄までの、クリスマ スのイルミネーションが綺麗な並木通りが、今晩の出来事をまるで夢のように、僕の心に刻みます。
素敵な帰り道です。
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November 10, 2010
あれから一年
そう、僕が入院してから一年になります。
風のような熱が一週間続き、右目の視野が少し欠けて、大館から青森空港までちょっと頭がふらつきながら運転していた去年の今頃でした。
もともと軽い弁膜症で、20数年も前から「心内膜炎には気をつけてください」と、主治医に呪文のようにいわれていたその炎症になってしまったのです。
「まさか違うよね」と思いながらも、家の近くの医師に「残念ながら心内膜炎の疑いがあります、すぐに診察を受けてください」と言われてしまい、かなりのショックでしたが、「まさか?」と月曜まで誤魔化していました。
金曜の夜でしたので、月曜までもらった抗生物質を飲んで、月曜の夕方出張の前の日に、20年前から掛かりつけの虎ノ門病院に行きました。
僕の主治医は月曜日にはいなかったので、別の女性のお医者さんに診てもらいました。
血液検査などいくつかの検査をして戻ってくると、女医さんから、明るい表情で「すぐ入院して検査します」と思いがけない診断を言われました。
僕がちょっと迷っていると「死ぬ可能性がありますよ、すぐ検査入院してください」と、今度は本気の目で言われました。
「こんなに元気なんだから心内膜炎じゃ絶対にないよ」と勝手に思って検査入院。
MRIやCTなど、生まれて始めての機械に掛けられて診察の毎日でしたが、でも三日目には、「心内膜炎の判定基準に適合しますから、6週間の抗生物質の点滴による治療を開始します」と、にべも無く言われ落ち込みました。
それからは、元気なのに一向に下がらない炎症の値と、行き場の無い焦りと、失望が浮かぶ日々でした。
でも、家族と病院での重症の方の生きることへの執念と、楽しい研修医さんと頑張る女医さん、明るい看護婦さんたちに囲まれて、力がわいてきました。
そこで始めたのがこのブログでした。
仙台在住の友人が作るブログが、毎日の暮らしを静かに、明るく書いていることを見て、病院での入院を無駄にしないぞ!と思い、僕も始めたしだいです。
結局入院は50日も続き、体重も8キロ減りました。
ブログのほかに、DVDを見て、本を読んで、毎日屋上で4000歩を歩いて、体操をする日々でした。
退院してフランス語は挫折し、体重はほぼ戻ってしまいましたが、元気な時に、「世の中の為になることをやらなくっちゃ」という思いはずっと続いています。
その後数ヶ月して、そのとき初めて受けたカテーテル治療の、カテーテルを作っている会社に転職し、なんともめまぐるしい一年でした。
「やっぱり役に立つことを少しでもしたいな」なんていう思いを、自分なりですが、いろいろな形で少しずつしているつもりです。
一人では生きていないし、生きていけないんですものね。
病院のスタッフに、入院患者さんに、多くの友人に、そして直接支えてくれた家族に感謝、感謝です。
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November 02, 2010
急に寒くなった富士宮ですが、今晩も元気に高校の周りを歩きにドアを開けます。
ちょうどイヤホンを付けると、携帯からは「雪の華」が流れてきました。
「冬の香りがする」という歌詞がぴったりの寒くなってきた夜です。
少し早足でいつもの、高校の門を曲がり、歩きます。
いい天気で、星がくっきり見えます。
チカチカと点滅する星、いえ、星ではなく旅客機のようです。
星に届くくらいの高い空を、ゆっくりと西に向かって飛んでゆきます。
次の門を曲がると、街路灯の少ない路です。
校庭の周囲に植えられた、背の高い木々が、夜の薄明かりをうけて、重たそうに緑の葉を繁らせています。
そんな木立の間から、遠くに黒い大きな影が見えます。
「あっ」、富士山です。
街灯やヘッドライトでは隠れて見えない富士山が、遠くに大きく、そしてどっしりとありました。
横の空に、先ほどとは別の飛行機が、ゆっくりと西の空に飛んでいます。
こんなによく見えるのが、不思議なくらいです。
明かりで見えるものが見えなくなっているというのも、いまの僕らの生活のようで、ただただこの富士山のすばらし夜の姿に心が揺れます。
数百メートル進んだでしょうか、次の通りには街灯も車も通り、富士山が見えなくなりました。
でも、子供たちの相撲の練習をする元気な声が聞こえます。
「いいぞ、もっと下から下から!」
いろいろなものが見える夜でした。
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October 22, 2010
大急ぎで、工場を出ます。
会議が少し延びてしまいました。
お昼から丸の内である会議に出るため、車で駅に行きそこから新幹線です。
でも、腰を痛めては困るので、クッションを取りにレオパレスに寄ります。
いつもの高校の道から、路地に入ると、レオパレスです。
僕の部屋の窓の前に、大きな犬がクンクンしています。
少し年とった、柴犬の雑種犬ようです。
車をゆっくり止めて降りると、目が合います。
優しい瞳です。
すると、のそのそと近づいてきます。
足元まで来ると、そっと足に鼻を寄せます。
可愛いと思いながらも、急いで部屋に入りクッションを取りに入ります。
クッションや本を取って、外に出ると、少し離れた道端に大人しく立っています。
目が合うと、またのそのそと来ます。
心が動きます。
今度は、僕もかがんで、犬と同じ高さになります。
近くに来た犬の鼻の上をなぜると、気持ちよさそうな表情になりました。
心持ち鼻を上げました。
ゆっくりとした、動きで、犬の優しい気持ちが伝わります。
犬も寂しかったようですが、僕も、不意の訪問者に急ぐ心が暖かくなりました。
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October 19, 2010
すっかり秋が深くなりました。
昨日は富士山の横を通り、甲府に行きましたが、あんなに豊かな緑が、色を深い緑に変え、赤や黄色の葉をのぞかせ出しまていました。
でも工場から帰宅すると、今晩も高校を3周する日課です。
黒い膝まであるパンツと真っ赤なナイキのシャツを、被ってドアを開けます。
「ワッ」涼しくてびっくりします。
今お気に入りの「平原綾香のクラシック2」を携帯で聞きながら歩き出します。
チャイコフスキーの弦楽セレナードのアカペラが、いきなり始まります。
背の高い木々に囲まれた高校を背景に、耳の中に深く響き渡ります。
いつものように、野球部の練習が木立の間から見えました。
今日は、ベンチで集まりミーティングのようです。
掘っ立て小屋の部室では、女子マネージャーが暇そうにして座っているのが、部屋の明かりに映し出されます。
エルガーの威風堂々がかかります。
野球のグランドを見ながら、思わず、ステップが威風堂々にあわせようとします。
二つ目の角を曲がると、仕事帰りの軽トラックを背に、黒いTシャツの青年が立っています。
目の前には、髪の長い、グレーのTシャツを着た、若い女性。
ちょっと真剣そうな話をしているようです。
すると、
「舞い散る花びら、まるで自由を求めるように...」と歌が始まります。
「そうなの、わたしを嫌いなあなたが好き、だけれど私を好きなあなたは嫌い。」
「壊れてもへいきなものほど頑丈で、守ろうとするから壊れるそれが恋、ラ ムール、ラ ムール....」
カルメンを聞きながら、若い男女の恋の熱い思いが伝わってきました。
寒さを感じ始めた秋の夜ですが、平原綾香を聞きながら、元気で、楽しい心になってきました。
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October 11, 2010
飼い犬も、飼い主も運動不足と言うことで、駅まで散歩することになりました。
雲一つ無い秋晴れ、爽やかな風が吹き抜けます。
ワンコは、上り坂を気持ちよくちょこちょこ歩きます。
でもすぐに赤い舌を出して、お疲れ気味。
駅のコーヒーショップで、皆で一息。
花壇いっぱいにあるバジルに触ると、いい薫りが手のひらに広がりました。
帰り道、大きな銀杏の木の下にある洋服店で、何やら展覧会をしています。
ワンコともども木の階段を上り入ります。
イギリスの風景画です。版画と、クレヨンで書いたスケッチブックです。
素朴な絵が、イギリスを思い出させてくれます。
緩やかな丘に沿った刈りたての牧草地。
グレーや黄色、白もある石壁の家々。
洋服店にも小さなベランダがありました。
腰掛けると、木陰から丁度良い風が吹き抜けます。
「まるで夏のイギリスだね」と言うと、前に腰掛けた妻がニコニコしながらうなずきました。
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October 07, 2010
毎晩欠かさず、富士宮の北高校の周りを、3周歩いています。
トレーニングウェアに着替えて、反射板の腕章をして、部屋を飛び出し歩きだします。
最初の門を曲がると、いつものご夫婦、
先日「今晩は」と挨拶されましたが、僕は突然で何も返事が出来ませんでした。
でも今晩は僕から「今晩は」と声を出します。
「今晩は」と笑顔の返事が帰って来ました。
また、一週すると、何やら暗闇の道路の先に、灯りが4、5個。
なんでしょう、学生の自転車にしては、バラバラでゆっくり近づいて来ます。
近くに来ました。
夜回りの、近所のおじさん達でした。
ご苦労様。
またしばらく歩くと、今度は灯りが2つ、これは自転車が二台です。
高校生の男子と女子でした。
ゆっくりと、でもちょっと距離を保って自転車を押して歩いています。
好きなんでしょうね。
二人ともきちんと学生服を着ています。
男子は、茶髪でもないし、ましてやズボンを腰で履いていません。
女子も、髪は流行りのカットですが、スカートを巻き上げたり、眉毛を剃ったりしてません。
僕がチラッと見ると、二人は恥ずかしそうに、更に二つの自転車を離します。
「これはお邪魔だね」と頭に浮かび、直ぐに目を逸らします。
それでも二人は、ちょっとの間を空けながら、ゆっくり帰って行きました。
秋の高校で、東京とは違った、初々しい青春と出会いました。
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September 27, 2010
銀座線で上野に着くと、いつも迷います。
どこを曲がったらいいのやら、どの階段が正解か?
でも間違えても、下町の上野はどこもが楽しい町です。
今日は、友達が出演する都民交響楽団を聞きにきました。
アマチュアですが50年以上の歴史があり、プロ並です。
JRだと、上野公園と芸大のある側に降り、すぐ目の前が東京文化会館です。
でも今日は銀座線、あれやこれや迷ってやっと着きました。
上野の森も急に秋めいて、大勢の観客の方も、長袖や茶色の秋の服に変わっています。
早速、応募はがきを入場券に換えて、ホールに入ります。
前川國男という、フランスのコルビジェという建築家に共鳴した人の代表的なコンサートホールです。
4階のL1に案内されます。
赤い廊下を通って、足早に4階のドアを開けると、パーとホールが広がります。
3列ほどしか席の先は、吹き抜けのホールです。
素敵なバルコニー席が4階、いや5階まであり、美しい照明と広々したホールです。
そして登場してきました、80人はいるでしょうか、大きなオーケストラです。
友人も、いつもよりはフォーマルにしてチェロを抱えて出てきました。
演奏が始まり、2曲目はシューベルトの未完成です。
コントラバスが、あのメロディーを朗々と弾きます。
鳥肌が立ちます。
久々のシューベルトに感激です。
後半のエルガーの交響曲は初めてでしたが、アンコールには威風堂々が突然鳴り響きます。
イギリスに行っていたころ、ロイヤルアルバードホールに聞きにいきたかったなと悔やんでいましたが、
都民響のすばらしい演奏に、手拍子をしそうになりました。
心が、すっかり洗われて、秋に変わりました。
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September 20, 2010
今日工場は仕事日です。
工場なのに座ってばかりの一日が終わり、早速、レオパレスでトレーニングウエアに着替えて、携帯から音楽を選んで出発です。
今日も3周、夜の高校の周りを歩こうと思うと、足がはやります。
祝日なので、周りのお店の明かりは、消えてます。
今晩は小野りさのボサノバです。軽い曲に、足取りも軽くなります。
ふたつ角を曲がったところで、学校の庭に明かりが一箇所ついていました。
土俵です。
木立の間でよくわかりませんが、何人かが、稽古をしています。
だんだん近ついてきます。
ちゃんと回しをつけた、10人ほどの生徒、いや、力士。
重たそうな相撲の体をした上級生でしょうかを筆頭に、練習をしています。
後ろには相撲をするにはずいぶん細い生徒が、何人も居ます。
ひょろひょろで、プールに合いそうな選手です。
でも、土俵の上で、一緒に四股を踏んでいます。
右足を大きく上げ、ゆっくり下ろします。
大きく、ゆっくりと四股を繰り返し踏みます。
もっと見たいとおもいながら、僕は校庭をもう一周て、また土俵近くになります。
今度は、土俵の上で中腰になって、両手を前に出して、突き出しの練習です。
ひとりひとりが、互い違いに前に出ます。
そこだけが、国技館になっています。
ひょろひょろの力士も、一生懸命四股を踏みます。
秋の夜に、広い校庭でスポットライトを浴びて、どんなに素晴らしい高校生活の思い出になるのでしょう。
また、楽しい一日になりました。
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September 14, 2010
いつもの砧緑地は、夏の日差しをいっぱいに受けています。
車でぐるりと半周すると、駐車場の入り口です。
バーが開くと、見上げるほどの高い木々に覆われた、素敵な駐車場。
夏の木漏れ日が車に縞模様をおとします。
何を展示しているのかも知らないで、行き当たりばったりですが、ヴィンタートゥール美術館のコレクションというのを展示していました。
なんと、ブラック以前からの近代絵画が一同に展示されています。
僕の好きな建築家、内井昭蔵の優れた美術館は、落ち着いて、でも明るく向い入れてくれます。
チケットを渡して、絵画を見ると、ヨーロッパの美術館のように、ガラスのカバーがありません。
全部ではありませんが、絵の筆のタッチが、画家の息使いが聞こえてくるように、筆目と、凹凸が訴えてきます。
目をこらして、絵画の10cm前まで顔を近つけます。
ゴッホだけでなく、ルオーも、セザンヌも、カンデンスキーも、その筆使いが、20世紀初頭にヨーロッパで起こった大きなうねりを、今の僕の体を揺らしています。
キュービズムに至る前に、沢山の画家が、命のあらん限りの力で、心で、世界をキャンバスに表現しています。
ルドンの野の花に写る儚い陰影、
ジャコメティーの極限までそぎ落とされたフォルムとバランス、
カンデンスキーの計算された抽象化、
ルソーの度肝を抜く表現、
圧倒です。
夏の名残りの美術館で、僕の気持ちは度肝を抜かれ、生きてきた先人の強さに打たれました。
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September 12, 2010
小学校の友達が美味しいパン屋さんを始めたというので行こうと、ホームページを見ると日曜日はお休みでした。
でも、食べログを見ると、評判が良い店が近くにあり、家族で行ってみることにしました。
ちょっと関西弁のマスターと、話をしながら楽しくパンを買いましたが、ヨーグルトも欲しいね、と言う事になって、交差点のセブンイレブンまで行くことになりました。
ここは、小学校、中学校を通った街です。
良く遊んだ友達の家の路地を懐かしくあるきます。
すると、そこは、大きくてスタイリッシュなマンションに変わってました!
小さく貧しかった友達の家に、何回か遊びに行ったことが浮かんできました。
更に進んで、環八に出ると、「右が金物屋さんだよねと」見ると、無残にもシャッターが降りて、落書きがされていました。
落書きもですが、当時から変わっていない僕の頭と、時代の移り変わりの大きな違いが、僕をドッキリさせました。
でも、戻る道で、場所は移りましたが昔ながらの氷屋さんがあり、新しい家具屋さんやお洒落な雑貨屋さんもありました。
新しい活気があり、すっかり楽しくなりました。
またいつか、友達のパン屋さんに行きたくなりました。
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September 08, 2010
台風一過になり、西の空が明るくなりました。
5時に帰えると、富士宮の周りの山々は、黒々とした山肌から、白い雲が沸き立っています。
黒い富士山も、天辺に雲の笠をかぶっているだけで、美しく透明に輝きます。
今日は早く帰宅できる日です。
昨年の入院からそろそろ10ヶ月。
病院の屋上を、雨が上がるとすぐに散歩しだしたのですが、最近は運動不足。
今晩は、近くの高校のまわりを始めて歩こうと、早く帰宅しました。
真っ赤なナイキのTシャツに着替え、携帯にお気に入りの曲を流してイヤホンを着けて歩き出します。
歴史のある高校でしょうか、周りには背の高く、大きな葉をたくさんたずさえた樹木で覆われています。
早い落ち葉と、高校の砂でしょうか、歩くとジャリジャリとわずかに音がします。
角を曲がると、正門前、バス停がありますが、その先に制服を着た女子高校生が地面に座り込んで携帯でメールをしています。
まったくこんな時間に女子高生が!と思いながら進みます。
その先には、知らなかった、フランス料理店がありました。
また角を曲がると、今度は小さな診療所、いろいろ発見して嬉しくなります。
雨上がりの高校には、誰もいないようですが、正門と裏門に続く並木道に、街灯がひっそりと輝きます。
2周目、うっすら汗をかき、時計を見ると13分かかりました、だんだん、ペースがつかめてきました。
また正門の前に来ると、先ほどの女子高生が、少し位置をずらたものの、まだ携帯でメールしています。
「いつまでいるんだろ?」。
3周目、4周目、まだ座っています、そろそろ1時間です。
「声を掛けても変だしな」と思いながら、最後の5周目。
角を曲がり正門を見ます。
女子高生は、バス停の前で、立ってメールをまだしながら、バスを待っていました。
「良かった」。
もう僕の真っ赤なナイキのシャツはびっしょりとなり、気持ちの良い汗が胸を流れました。
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September 06, 2010
日曜日の夜に富士宮に戻ります。
町田から、横浜線に乗って新横浜に向かいます。
もう3ヶ月も経って慣れたもので、上手い具合に新横浜駅で、上りのエスカレーターの目の前に到着する4号車に乗ります。
でも、目の前に座っている男性は、カジュアルな服ですが、黒いキャリーバックと黒いカバン。
ドアを背にして経っている男性は、背広を着て、黒いキャリーバックを立てています。
皆さん、僕と同じ境遇のようで、寂しい横浜線です。
でも、昨夜は違いました。
新横浜に着いて降りようとすると、女性がいっぱいホームで乗るのを待っています。
おしゃれな服を着て、何かのコンサートがあったのでしょう。
目立つパンフレットは持っていませんでしたが、皆さんニコニコしています。
そんな女性を尻目に、新幹線のプラットフォームにエスカレーターで上ります。
すると、そこにも何人も、ニコニコした女性が楽しそうに居ます。
のぞみが到着すると、
「またね!私はこだまだからね」「楽しかったね!」と。
楽しそうな声です。元気が出てきました。
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August 25, 2010
駅の改札の係りの人に聞いて安心しました、数駅乗ればそこに着のでした。
チューリッヒから乗った、見知らぬローカル線は、夕方でしたが、湖が見え隠れして楽しくもありました。
でも、発車して次の駅まで、なかなか着きません。やっと着いてみると1駅に数十分もかかっています。
「いったい着くのは何時になるんだろう」
「そうだよね、到着の時間を聞けばよかったんだ」と悔やみます。
そして真っ暗になってから駅に着きました。もう8時近く、ここからまっすぐ帰っても9時過ぎるなと、焦ります。
ここはボーデン湖の畔りの駅です。
僕は、どうしてもあの塔、カール・ユングが積み上げた石塔の家を見たかったのです。
急いで駅前のタクシーに乗り、「ユングの家をしっている?」と聞くと、「分からないな?」と運転手。
「あの、ほら、心理学者、有名な医者のユング、わかるでしょう」と訴えます。
「あ、ユングね」。どうやら僕の発音が悪かったようで、ドイツ語のユングの発音とは程遠いようでした。
「30分くらいかな」、「え!30分!往復で1時間!」
タクシーに急いでいってもらいます。
「ここいら、なんだけどな」、「あ、そうだ、ここ、ここ」
真っ暗な中、ヘッドライトに柵で区切られた、敷地がありました。
「この奥にあるよ」と運転手。
「分かった、待っていてよ」と言って、月明かりの中を、柵を乗り越え、奥に進みます。
水面に月が写る湖のほとりに来ると、それはありました。
円筒形に重ねられた石造りの家です。
暗闇で、全体はよくわかりませんが、確かに屋根が掛り、本にあった写真の家です。
ゆっくりその石に触れます。
こんなに静かな湖畔で、ユングは何を考えていたのでしょう。
心の奥底、グレートマザー、偉大な老人。
これはもう10年も前に、スイスに行ったときの光景です。
でも昨晩、村上春樹の1Q84の3巻を読み終えて、すぐに思い浮かんできました。
1Q84には、「ボーデン湖の畔の家には、「冷たくても、冷たくなくても、神はそこにいる」と石に刻まれている」とありました。
1Q84のファンタジー以外の不思議な世界は、僕がボーデン湖で触れてきた、石に刻まれていました。
きっと、10年たっても、あの石の家は静かに、永遠の人間の心を育んで、湖畔に佇んでいる事でしょう。
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August 18, 2010
先週末、40年ぶりに、小学生があつまりました。
おじさん、おばさんを予想していましたが、渋谷のお店には、同じ年代の元小学生が集まりました。
名前が分かりませんが、紹介してもらうと「あ!」と思い出します。
白髪が増えたり、体重も増えたり、歳をとったりしていますが、どこか面影が残っています。
話をしていると「目元だね」と誰かが言いました。
そうです、目元は変わっていません、40年経っても。
無邪気に笑っていた、小学生のあの目が、残っているんです。
そして話す様子です、話をする口調、声の響きの奥底が、当時の印象をそのまま残しています。
もう40年も経ったのに。
何時間話しても、40年間は埋まりません。
帰り際に、お店の他のテーブルを見ると、若い人ばかり、近い年齢の方は見当たりません。
「またね!」と小学生が学校をあとにするように、少しの寂しさと、嬉しさで、元小学生は笑顔で夜の街を後にしました。
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August 15, 2010
,今週は毎晩お酒を飲みました。
でも今朝は、ピアノのレッスンです。
もう強い陽射しで蒸し暑い部屋のエアコンに、スイッチを入れました。
直ぐにピアノの椅子に座り、蓋をあけます。
バッハのINVENSIONは、片手つづなら弾けますが、両手になると、途端に指が止まります。
大慌てで30分練習して先生のお宅に急ぎます。
坂の上のお宅には、庭を半周する急な石の階段があります。
道の反対側から、白い日傘の急ぎ足のお母さんと、すぐ後ろに、黄色い可愛い日傘の女の子が付いてきます。
女の子は、スキップしながら、なにやら嬉しそうに、お母さんに話し掛けます。
強い夏空に、白い日傘は、階段を登りだします。女の子もピョンと石段を登りだします。
石段の周りにいっぱいに茂った緑が、お母さんと女の子を隠してしまいます。
白い日傘と黄色い日傘だけが、リズム良く、ピョンピョンと、登って行きます。
「これは、ピアノの鍵盤の上を飛び跳ねてるんだね」と思います。
日傘の下の、女の子の笑顔はどんなに素敵でしょう。
真夏の暑さを、ホッとさせてくれました。
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August 14, 2010
青い空と、同じ色の湖、岩の上でポーズを取ります。
摩周湖の近くにある屈斜路湖です。
でも、30年前は晴天でしたが、昨日はあいにくの雨、美幌峠は霧が立ち込めて、10メーター先も分かりません。
レンタカーで恐る恐る進と駐車場がありました。
ガラガラの駐車場です。
係のおじさんが、雨ガッパをきて近づいてきます。
「駐車場料金420円です」。
雨を見て、「私も仕事だけど、言いにくいよね」と悪そうに、目を向けます。
レストハウスの入り口にあった周辺地図をみると、横の小路の先が展望台です。
霧で見えないながらも、柵の外にある岩は、見覚えがあります。
そうそう、あの岩の上で、大学生三人で写真をとりました。
妻が構えてくれ、僕が岩の前に立ちます。
雨と霧の展望台から、若くて暖かい気持ちが、立ち上ぼってきました。
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August 03, 2010
玄関を開けると、蒸し暑い外が、身体中に多いかぶさります。
今朝は曇り空ですが、雨が降ったようで、蒸してます。
近くで飼われてる、黒い大きなワンコも、ボロボロに噛み砕いた犬小屋から出ています。
へたって、伏せ目勝に、道路にあごを乗せています。
会社に着くと、「ここは山の天気だから、傘を持たないと駄目ですよ」とニコニコしながら言われます。
忙しく仕事をすると、あっという間にお昼です。
午後は東京へ行くので、新幹線に飛び乗ります。
すると窓には、真青な夏の空が、鮮やかに広がります。
大きな白い雲が、いくつもいくつも、ゆっくりと動きます。
オーストラリアの大平原かと錯覚させるかのように、浮かんで行きます。
のんびりと、そして手を伸ばせば届くように、近くを動いてます。
富士山の裾野に広がる、眩しい緑に落とした影も、クッキリと形をそのままに、ゆっくり一緒に進みます。
夏です。
来週の夏休みが楽しみです。
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July 27, 2010
先週から映画にはまって居ます。
今日は、クリントイーストウッドの「グラントリノ」を借りました。
アメリカの貧しい、マイノリティーの住む町での生活です。
フォードに40年間勤めた父の息子が、トヨタをうりまくっています。
良い映画が終わると、3チャンネルで、北山修の九大精神科の最後の授業がありました。
あれほど僕らの高校生の時、70年代に影響のあった彼が、マスメディアでなくパーソナルメディアの面白さにひかれて、精神科を選んだと語ります。
ぼくもユングは、スイスのその生家まで行き、傾倒しました。
言葉の裏にあるものを、言葉にしてゆくのが精神科医。
グラントリノは、クリントイーストウッドが、アメリカの言葉にならない矛盾を、映像化したのではないでしょうか。
彼のすばらしい、演出と、男らしいアメリカ、もしかするとアメリカは表の社会だけで公共を構成しようとしているのではと、反面教師になります。
モン族の青年は、朝鮮戦争で多くの青年を殺してしまった彼を、理解してくれるのでしょか。
フォード グラントリノ、僕も乗って、アメリカの中西部を疾走したくなりました。
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July 23, 2010
土曜日の朝、もう暑くなり始めた町田から、甲斐大泉に向かいました。
中央高速には、次第に緑が迫ってきます。
長坂のインターを降りると、見事に育った田んぼが広がります。
毎年の音楽合宿ですが、僕は息子と、谷間へ釣りに向かいます。
渓流で育てた、イワナやマスを放流している釣り堀なのですが、駒ヶ岳から溢れ出る澄み切った水を、ところどころで堰止めて、釣り場に使っているのです。
山が迫る谷間で、竹やブナの木々が、眩しい陽を受けてゆっくりと、波打ちます。
昨夜までの、梅雨の残り雨が嘘のように、白い夏雲が青い空に、登ります。
どこまでも澄んだ流れは、石の間を、力強くぶつかり合います。
ゴー、ゴーと、谷間の流れは、先に白い泡が建つ、透明な渦を作りだし、水底が見える川には、美しいシマ模様のイワナやマスが、流れを楽しむように、ゆったりと泳いでいます。
夏の強い日差しが、魚の影を川底にくっきりと落とします。
魚は、飛行船のように、ゆっくり空を飛びます。
「スターウォーズの未来都市みたいだね」と僕が言うと、「風の谷のナウシカだよ」と息子。
ピッタリの表現に感心してる僕を尻目に、息子はもうフライフィッシングを始めています。
緑の木々と、高く青い空の間に、長い長いフライの釣り糸が、Uの字を画いて川面にゆっくりと落ちてゆきます。
僕の心もゆっくり、落ち着いていきました。
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July 21, 2010
毎年恒例の甲斐大泉の音楽合宿から、夏の富士宮に帰宅しました。
甲斐大泉は、いくら息をしても吸い足りない美味しい空気です。
朝は、淀みの無い小鳥の鳴き声、日に焼け、素敵な夏の三日間でした。
元気の戻った今晩は、ショーンコネリーの「小説家をみつけたら」というDVDを見ました。
「薔薇の名前」以来、ショーンコネリーの演技のすばらしさに、ファンになりました。
この映画も、派手さは全く無い、老小説家とブロンクスの少年の友情の話です。
「アメリカはいいところばかりじゃない」なんて頭で考えますが、なんとすばらしくい友情の映画でしょう、打ち負かされます。
ほとんどが、小説家のアパートと学校が舞台の映画ですが、言葉と、話のリズムと、タイミング、ショーコネリーが好のむ脚本というのが分かります。
ショーンコネリーが、自転車で別れる姿は凛としていて、どんな場合も、ジョンブルな英国人の素敵な姿でした。
映画の最後に「オーバーザレインボー」が流れますが、誰でしょう、リズムをジャージにして見事に歌い上げます。
夏の日焼けした心に、染み入ります。
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July 14, 2010
富士宮は正に富士山の麓で、今日は、豪雨が降り注ぎます。
しかし、激しいシャワー以上の雨が降ったかと思うと、晴れ間が覗きます。
富士山は、黒い雲で見えませんが、まだまだ降りそうです。
今日はノー残業デー、それでも打合せが終わると七時です。
近くのCOOPのスーパーにより、ワイシャツの洗濯物を取り、夕食を考えます。
冷蔵庫の中を思い出し、ゴーヤがあったことに気がつきます。
ゴーヤチャンプは、豆腐と豚肉と卵だったなと、どんどん思い出します。
豚肉だけ買って、帰ろうとしますが、美味しそうな近海カツオが、遅いので、40%引き!
ついつい手がでます。
もうおしまいと思いつつ、ブルーベリージャムに目が行きます。
ヨーグルトと食べるのが、近頃のマイフェーバリットです。
帰宅して、野菜スープとゴーヤをいただきます。
ゴーヤも2,3人分を作ってしまいます。野菜スープもたっぷりです。
満腹ですが、明日は、少食にしようと、誓います。
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July 11, 2010
昨晩は、理事の退任で、会社の皆さんでご苦労さん会をする日です。
グーグルの地図で見ると、目指すお店はレオパレスから1kmほどで、気軽く出発しました。
蒸し暑い富士宮、富士山に向かっては上り坂、そう、道は上り坂だったのです。
えんやらやと、20分も掛けてなんとかお店に着くと、クーラーの効いた店内が待っていました。
「フー、救われた」。
程なく、皆さんが集まり、生ビールで乾杯、オイシー!です。
理事は、工場長を2工場歴任していて、それぞれの思い出話がつきません。
新参者の私は、聞いているばかり。
そんな私を見かねてか、いつも明るい課長が、甲府工場の近くのワイン畑の話をしてくれました。
「甲府では、ワインとはいわないんです、葡萄酒!ですね。」「700mlなんて主流ではないんです、一升瓶ですよ!」「ワインめぐりをしなくちゃいけませんね、自前のコップを持って。」
退任の理事に、皆からの贈り物が渡されました。
理事が箱をあけると、中から江戸切子のきれいなワイングラスが出てきました。ペアです。
「それじゃあ、わたしは、このグラスを持ってワインめぐりに参加ですね」と、さっそく嬉しそうに話しています。
6時から始まった会は、その後カラオケで10時半まで、楽しく続きました。
でも、単身赴任のレオパレスに着くと、どの窓にも明かりの無い、土曜の夜でした。
ワインも無いので、このまま寝ますか。
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July 07, 2010
会社で席替えがありました。
といっても、地下にCADがある静かに設計をしているにはちょうど良い部屋から、工場の管理部門全員のいる大きな部屋へ引越しです。
この大部屋は、工場長が一番奥のコーナーに座り、その前に打ち合わせ机、そして、窓に沿って役職の方が座っています。部屋に入ると皆に注目されそうで、ちょっと近づき難い雰囲気がある部屋です。
でも昼には、僕のところに、「机を運びますよ!」と総務の若い男性が、台車と協力会社の方を引き連れてきました。
あまり荷物の無い僕の机は、意図も簡単に台車に載せられ、「こちらです」と僕と一緒に連れて行かれます。
エレベーターで昇ったり、廊下を「ガタガタ」、「くねくね」と行くと、大きな事務室です。
壁際の末席かなと思っていた僕の予想を裏切り、机はどんどん奥に進みます。
ついに大きな事務所の一番奥まで進み、「ここです」と案内の若い人が言います、工場長と反対の角です。
また入社2ヶ月目で、皆さんを差し置いてこんなところに座るなんてと、恐縮して周りを見ると、僕の席の前の人は、僕に背を向けて机に座る位置でした。
「あれ、これじゃ背面管理ですね、いやですね。ねえ?」と思わず僕。
「業務に関係の無いインターネットをみているとわかっちゃうよ!」と一緒についてきてくれた、いつも明るい課長さんが冗談を飛ばします。
皆の、顔がほころびます。
事務室は入り難いですが、入ると、明るい皆です。
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July 01, 2010
「負けちゃったね!」と、会社の朝が始まりました。
「あれが、限界かな?」とIさん。
「もう一勝してほしかったな!」とSさん。
皆、夜中まで見ていたようです。
「ここで勝ったら、次はスペインにぼろ負けしたりして?」と、負け惜しみ気味のようなことで、気晴らしするS課長。
でも今朝は、9時から打合せが連続しています。
長くて、もっぱら聞くだけの打合せが、やっと昼前に終わりました。
「いや、眠たかったですね、扇子で、ヤットコサ眠気を吹き飛ばしていましたよ!」と明るいS課長、扇子をバタバタさせてます。
まだまだワールドカップは、尾を引いています。
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June 29, 2010
富士宮のレオパレスに帰ろうと、家族に送ってもらい町田駅に着きました。
日曜日の夜です。
パソコンや、着替えの入ったバックは、家を夜に離れる心と一緒に、重いバックでした。
町田駅は、若い人が沢山改札を通っています。
バックを引いて行くと、「パソコンの電源を忘れた」と、重いパソコンのことを恨みながら思い出します。
あわてて家族にメールします。すぐに、「了解」と嬉しい返事。
電源が来るまで、改札口で、ポツンと待ちます。
すると「○△×○○!」何語でしょう?女性が怒ったように叫んでいます。
振り向くと、南米の女性のようです。
身長も低く、やや肌も焼けて小太りで、ペルーやコロンビアの原住民の血を引いたおばさんです。
そして改札の向こうには、同じ背丈の、こちらも無表情の中米の男性。
おばさんは、おじさんを見て、また何か、怒ったように叫びます。
おじさんが、改札を通ると、おばさんはにがにがしい顔をそのままで、近着いてきます。
表情を変えずに、二人は、僕に背を向けてプラットホームへの階段に歩き出します。
しかし、おばさんの背中が、おじさんの背中に近寄り、手をゆっくり握ります。
無言に、静かに、そして二人寄りそって歩きます。
ざわつく駅で、暖かい心になりました。
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June 25, 2010
悩んでいます。
今晩は、八重洲で、折角開いてくれた歓送会ですが、チームの皆さん、悩んでいます。
早朝起きるか、朝まで寝ないか。
そう、デンマーク戦です。
新宿からの小田急線も、気のせいか、空いています、早く帰宅して、早朝に備えているのでしょうか。
僕も、お風呂は烏の行水で、眠ります。
3時半に目覚ましが鳴ります。
最初は責めぎ合いで、キリキリ胃が痛くなる試合かな?と、言い訳をしながら、テレビを着けます。
そして本田のフリーキック、「す、凄い!」
遠藤もゴールの端に狙い澄ましたゴール!
まだ朝の4時。
大声も出せずに、手を打って喜びます。
試合が終わり、決勝トーナメント進出が決まると、眠気もすっかり取れて、気持ちのいい一日が始まりました。
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June 24, 2010
富士宮も暑くなってきました。
私の周りでも、打合せや、メンテナンスなどで、皆さん忙しく、部屋を出入りしています。
でも工場ならではの、改善運動のミーティングかあったり、初めての製造業の会社を実感します。
夕方まで、いろいろな電話が鳴ります。
そしてまた一本、S課長に掛かってきました。
明日の役所への事前打合せのようです。
「いやー、今晩打合せですか?」
相手は、どうしても打合せしたいようです。
S課長は「いや、明日は朝早いもんで、勘弁してください」
「地球の裏側を、応援しなくちゃならないんで。」
いつも明るい課長は、ニコニコしながら、電話に話します。
そうそう、僕も「明日は朝早いんで」と、そそくさと帰りましょう。
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June 21, 2010
工場は5時には遅番の人と入れ替わり、帰宅します。
でも今日は、ついつい新しい工場の計画を立てることに熱中して、6時にやっと終えました。
誰も居ない更衣室で、真っ白な制服を着替えて、足早に外に出ます。
近所の家々の屋根越しに、COOPの看板が見えます。
先週の健康診断で、せっかく全部良い数値だったので、「やっぱり魚」と、青い魚を思い浮かべます。
生協のスーパーには、遅めの買い物をしているの女性が何人かいました。
鮮魚コーナーに行くと、美味しそうな、マグロ、カツオに目が留まります、しかも三割引。
「青魚、青魚」と呪文のように言い聞かせます。
ありました、鯖、秋刀魚、ホッケ?でもレオパレスはIHクッキングなので、魚はフライパンで焼きます。
決めきらずに、回りを見ると「タラのハーブ焼き」、これこれ、フライパンではこれで決まりました。
横にある、浜名湖のアサリを買い、小ネギ、モヤシ、シメジ、千切りキャベツとベビーリーフを買って、野菜も十分です。
レオパレスに、戻ると狭いミニキッチンで、アサリのお吸い物を煮込みます。
お玉で味見をすると、良い味が出ました。
フライパンの、タラも良い香りがしてきました。
フライパンを変えて、シメジとモヤシをいっぺんに入れて炒めます。
山盛りの野菜炒めになってしましましたが、
ベビーリーフサラダを加えて、いただきます!
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June 16, 2010
工場の朝は7時半には守衛所をくぐります。
それなのに、ついついサッカーを見てしまいます。
いつもは、ラジオ体操を「腕を前から上げて」と始めるのですが、
その前に、「夕べは、勝ちましたね」と僕が言うと。
誰ともなく、「すごいよね、勝っちゃったよね。」と続きます。
「でもオランダは強いからね。」と僕。
「オランダに負けても、デンマークに勝てはいいんだから」
「いやいや、オランダに引き分ければ、一次リーグ突破になるよ」と、
話が続きます。
お昼前に、総務に行っても、若いひとが、
「夕べは、本田のゴールのときと、試合終了のとき、寮は地響きがしましたよ!」
笑顔の話がどんどん続きます。
夜更かしでしたが、一気にわきあいあいの知り合いが増えました。
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June 14, 2010
今日は久々の診察日。
虎ノ門駅に行くのも久しぶりです。
駅を出ると、冷たい雨が降り、ズボンが濡れだします。
雨とは無関係に、病院は人でいっぱいです。
まずは昼過ぎに、血液検査をして、夕方4時の診察待ちです。
近くのターリーズコーヒーで、濃い目のフレンチローストをたっぷり飲みながら待ちます。
ブックオフで買った、村上春樹訳の「ティファニーで朝食を」を読み始めると、映画ではヘップバーンが演じたホリーの話に、釘付けになります。
でもどこかで、時間が気になり出します。
3時過ぎには、待合室に戻ります、でもまだ、2時の患者さんを診察していますと、案内表示版に映し出されます。
表示板には、自分の番号さえまだありません。
ティファニーを読み出しますが、2ケ月前の検査を思い出します。
「胸のレントゲンに白い影があるので、一応精密検査をしてみましょう」と先生に言われ、CTを撮りました。
「2年前にも、同じ影があり、ガンなんかじゃないよ。」と思いながらも、何故か胸がドキドキしてきます。
予約時間の4時になっても、まだ3時の患者さんです。
まさか、検査結果が悪かったら、どうしよう、家族は、仕事は?
嫌な連想が、沸いてきます。
「ピンポン」僕の番が表示されました。
「コンコン」と診察室のドアをノックします。
「失礼します」と僕、
「お体どうですか?」と先生
「調子わるくないです」と、先生の反応を見ながら答えます。
「精密検査の結果も問題ありませんでしたよ」
「ワー!」もやもやした気持ちが、フーと晴れ上がります。
半年前、一月半になる入院が終わったその瞬間と同じに、「命をまたもらった」脱力感と、嬉しさが、込み上げてきます。
一日が、とても大切な、一日だと、深く深く、噛み締めた一日になりました。
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June 10, 2010
今朝は、静岡県の新富士から甲府に行きます。
前日に、会社のバンを借りておきました。ブルル、ブルルンと、エンジンを駆けて出発です。
国道139号線、朝の混雑を抜けると、目の前に富士山が開けたます。
白糸滝の道路案内を見ながら、走ります。
道の周りでは、初夏の緑が、日陰を作っています。
登り坂を、どんどん進むと、少し開けた野原。
看板には「パラグライダー体験」とありました。
なるほど、小さな丘と、風を測る紅白の吹き流しが、膨らんでいます。
あそこから、パラシュートを担いで、飛ぶとどんな感じなのでしょう。鳥になった気分でしょうか、
そして道路標識には、「朝霧高原」。なるほと!
右手には、大きな富士山が、朝日の逆光で白く霞んでいます。
20分前とは、別世界の高原です。
窓を開けると、高原の草の薫りが、車をいっぱいにしてくれます。
甲府盆地は、暑くなりそうですが、しばし一人だけ、避暑地の気分です。
帰り道はどんなすてきな富士山を見せてくれるのでしょう。
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June 09, 2010
先週の木曜日に「今後は富士宮工場に週4日行ってください」と上司から言われ、あれよあれよという間に、引越しをして、富士宮に来ました。
レオパレスには、宅急便で送ったダンボール箱が8個届きました。
荷物を揃え、近くにあった生協のスーパーに向かいます。
玉ネギ、小松菜、ほうれん草、大根、小ネギ、ジャガイモ、野菜から買い込みます。
あまり買っても残ってはもったいないと思いながら、まだまだ進みます。
納豆、お豆腐、白菜漬け、卵。
鮮魚コーナーでは「特価」500円お刺身盛り合わせ!に目が留まります。
料理は明日からにしようと、特価を買います。
「もう、あまり買っては駄目だぞ」と思いつつ、お肉コーナーに行きます。
「特価、国産豚肉390円」「明日の分だ、これだけに」と、こちらの特価も買い物籠に入れます。
レジに向かう途中、お惣菜コーナーを通ります。
店員さんが、忙しそうに働いています。
「特価、出来立て、野菜コロッケ、メンチカツ」を美味しそうに並べています。
「ひとつだけ」とコロッケを追加します。
帰宅して、冷蔵庫に入れると、すぐにいっぱいになりました。
「食べ過ぎないようにね」、と思いつつ、料理をどうしようかなと、わくわくしてくる小さなキッチンです。
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June 04, 2010
今日は、目の前にある、パソナのビルを左に曲がります。
木が壁に沿って伸び、花が咲いている、不思議なパソナビルです
。
橋を一つ渡と、ありました、「ここにしましょう」と、皆でドアを開けます。
「ウスケボウ」どこかで聴いた名前です。
マホガニーの様な風合いに、小さな帆船の絵が飾られ、船の中の雰囲気です。
「ここのカニクリームコロッケが上手いんですよ」と案内してくれた、課長さん。
僕は、そのコロッケを頼みます、他の人は、生姜焼き、日替わり定食と、様々頼みます。
段々混んできた店内に、来ました!来ました!、カニクリームコロッケです。
いっぱいの千切りキャベツの上に、ホクホクのコロッケです。
サク、サク、期待とおりの美味しさです。
テーブルの話題は、コロッケから、アメリカの歯医者は、みな虫歯を削らずに、紫外線で治療すると、どんどん変わって行きます。
「美味しかった」と出口に行くと、店のパンフレットがありました。
「ウスケボウとは、命の水、、、、」
そうそう、ウイスキーの語源のケルト語です!
アイラ島のウイスキー巡りの紹介した、エッセイにあったことが、急に思い出されます。
急に、鼻の廻りに、ピートの薫りが、漂ったようでした。
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May 31, 2010
ニュースが終わると、日本対イングランド?
「あっ」今日は、親善試合の日でした。
控え室の廊下までカメラが入り、大久保や遠藤を映します。しかし、イングランドには、あの暴れん棒のルーニーが出てきました。
見てても圧倒されます、いよいよです。
曇り空の中、始まりました。
なかなか相手ペースにならずに、進みます。
すると、ワンタッチパスが、ポンポンと、嘘のようにつながります。
さすがのルーニーも、まだ活躍のチャンスがありません。
そしてコーナーキック、フーリオが、見たことが無い、すばらしいワンタッチのボレーシュート!
思わず、私も妻も「やった!」と声がでます。
でも人間の興奮を我関せずで、ワンコは、ソファーで何事も無かったように寝そべってます。
その後の、PKでの見事なセーブにも、思わず力瘤がはいり「よし!やった」と。
残念ながら、その後のオウンゴールで負けてしまいますが、我が家では、ワールドカップに向けて、大いに盛り上がった夜でした。
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May 28, 2010
今日は、朝から先輩に、困ったことの相談です。
通勤電車のなかで、背中を押されながらメールを書きます。
網棚と吊り革に格闘しながら書きます。
やっと送信ボタンを押すともう大手町に着きました。
早く返事が来ないかなと、マナーモードにした携帯電話を、机の上でよく見える左前に置きます。
でも仕事が始まると、ついつい忘れます。
昼休み前に、気が付きます。
画面の消えた携帯を、着けると、パーとメールのアイコンが光ます。
早速ボタンを押します。きちんとした答えがありました。
お礼の返信をすると、また直ぐに、分かりやすく、メールが送られます。
いくつか、やり取りをします。
次第に、困り事でゴワゴワの心が、フワフワと解きほぐされます。
モクモクと力が湧いて来ます。
ありがたい魔法のメールです。
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May 26, 2010
今日はどこに行こうかなと、昼の楽しみが膨らみます。
春にお祭りでしょうか、提灯が連なる通りに入ります。
更に、小路に入ると、ありました。
前回ちらりと見た、イワシ料理店です。
ガラガラと戸を引くと、お客さんも、ご主人もひとりでした。
流行っていないと、味が心配になります。
メニューは、イワシ丼、イワシのフライ、イワシの立田揚げと並びます。
油少なめで、イワシ丼を頼むと、
ご主人は、カウンターの向こう側に用意してある、タッパを一つ一つ開けて、材料を取出し、丁寧に、調理を始めます。
ガラガラと、別なお客さんが、入ってきました、女性で一人です。
よほど、この店が気に入っているお客さんかな、と思いながら、待ちます。
「おまちどおさま」と丼が来ました。
イワシが、きれいにタレが漬けてあります。
早速ほおばると、少し濃いめですが、いい味です。
丼をまたたくまに、平らげてしまいました。
隣を覗くと、イワシのフライ定食です。
次は、フライと決めて、店を出ました。
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May 21, 2010
今日は、小雨模様です。
友人の会社のビルを確かめたく、昼に、八重洲にでます。
ありました、新しい僕の会社から、100mでしょうか、すぐです。
場所が分かるとお腹が空きだしました。
角を過ぎた所に、派手に「そば」と看板が立て掛けてあります。
傘を差して行くと、立ち食いそば屋さんでした。
しょうがないかと思ったものの、足が進みません。 横を見るとこちらも蕎麦屋と目立たなく書かれています。
美味しそうで、扉を開けます。
中は表の騒がしさが嘘のようです。
小さなお蕎麦屋さんですが、近くの証券会社の外人でしょうか、上等なスーツの人が何人もいます。
店内には、女性ジャズボーカルが、静かに流れます。
静かにお蕎麦を待ちます。
すると、僕の背中から、「いまたいらっしゃいましぃ」と、丁寧で腰の低い声が掛かります。
ゆっくり振り向くと、八十近いのでしょうか、大きな虫眼鏡を持った、品の良い、ご隠居さんです。
続いて「お味は如何でした、」と、お金を払いに来たお客様に声を掛けます。
「いつも美味しいですね」と返事が聞こえます。
ご隠居は虫眼鏡で、伝票を一生懸命に見ますが、なかなか分からないようです。
お客様も心得て、「1050円ですよ、50円のお釣ですね」と優しく言います。
そんなお客様が扉口に立つと、
「雨の中ありがとうございました。」と、また丁寧に声が掛かります。
すっかり、静かな気持ちになった僕に、ざる蕎麦が出ます。
見るからに、美味しそうです。
一口食べると、期待通りの本物の味です。
心からくつろげる、美味しいお蕎麦屋さんを見つけ、とても素敵な昼でした。
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May 20, 2010
少し曇り空ですが、外にお昼を食べに行きます。
八重洲付近の昼ご飯探検は、始まったばかりです。
今日は、明るい若手の課長さんに誘われます。
「水曜日はワンコインランチの店が、コスパが良いんですよ」と、白いワイシャツ姿で横断歩道をわたります。
目の前には、並木が、緑の葉をたわわに付けてます。
「桜ですか?」と聞くと、
「花見の季節は、この通りの飲み屋を予約して、宴会をするのですが、なかなか予約できないんですよ」。
見事な、桜と飲み屋街を抜け、焼き鳥、ホルモンの店を過ぎると、5階まで、全部居酒屋のビルに、真っ直ぐに入ります。
エレベーターのドアが開くと、いきなりお店が広がります。
いい薫りが漂います。
「夜はシャブシャブ屋なんですよ、食べ放題でも安いんで、若いやつを連れてくると、見事に食べますよ。」
課長の顔が、ほころびます。
「アジの叩き定食か、トンカツ、どちらにしますか?」
迷わずアジを頼みます。
店員が二人だけで時間が係りますが、500円でコーヒーまで付いて文句は言えません。
来ました、来ました。
アジの叩きと、アジのネギトロに、海苔と大葉がのせられ、小ネギがちりばめてあります。
赤い、六角形の漆器に、品よく盛られてきました。
「いただきます!」
「美味しい!」
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May 18, 2010
八重洲に勤め先が変わり、友人にメールを送ります。
すると早速午前中に、横浜の友達から「いまフィリピン駐在のS君と電話してたところで、ビックリしたよ」と返信がありました。
しばらくすると、品川の友達から、「ドラマチックやね、人生」とメールが届きます。
まあまあ、そうでもないでしょうと、僕は思いながらお昼御飯にでます。
会社に戻ると、またメール。
フィリピンからです。
「皆さんご活躍と存じます」と始まります。
でもフィリピンに来て、ピアノとゴルフを始めたそうです、また、ダイビングが好きで、何故かマグロを水中写真で撮った映像が付いてました。
それを見て品川の友人が、「中トロが食べたくなりました!」とすぐにメールしてきました。
おじさんたちのたわいもない会話で、楽しくなりました。
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May 16, 2010
昼過ぎに、はっ!と思い出しました。
今日は、新宿伊勢丹で高校からの友達の、K君の展覧会の日でした。
前回横浜高島屋の時には、ぎっくり腰で行けず、半年振りです。
ガラガラの小田急線で、初夏のようにキラキラしている多摩川を越えて、新宿に向かいます。
伊勢丹の白く輝く壁を抜けると、中は買い物のお客さんでいっぱいです。
5階のアートギャラリーは、奥の角にあります。
居るかな?と思いながら、進むと、K君は展覧会に来てくれた人と話をしていました。
そこで、先に今年の絵はどんなかな?と見ます。
浅間山です、日本の山の絵はあまり見たことがありません。
でも、どこか長閑で、暖かい山に描かれています。
隣は、真っ赤な背景に黄色い花びらがとがっている、大きなひまわりの絵です。
明るい光をそこいらじゅうに放っています。
「ずいぶん明るい絵が多いな」と思っていると、K君が近着いてきました。
「来てくれてありがとう」と、大柄な体ですが、つぶらな瞳で迎えてくれます。
「元気?」と、たわいの無い話をした後で、「小道」という絵の前で止まります。
大きな絵ですが、小道には、やさしい木漏れ日が輝いています。
「これは尾道なんだ、どこでもよかったんだけど、光が良くてね」
「ポルトガルも、良い光なんだけど、日本の柔らかい光が、僕のテーマかな」とK君。
楽しい森の道を抜けると、暖かい家が迎えてくれるんだなと思える道でした。
小さな油絵もありました。
ピンク色の丸い大きな木と、それを川面に写した流れ。
傍を、赤い人、黄色い人が、小さなピンのように歩いています。
「近くの川で、お花見の時の心象なんだ、人がマッチ棒のようで可愛いでしょう」とK君。
K君らしい、暖かい、気持ちの良い、小さな絵です。
お父さんが亡くなったときには、とても重たい絵ばかりになっていましたが、今年は、明るく暖かい絵が沢山あります。
高校生のころ、自転車でK君の桜上水の家まで遊びにいきました。
明るいお母さんが出迎えてくれました。
家には、K君が描いた小学校一年生の絵が飾ってありました。
やさしい気持ちは、そのころとちっとも変わっていないようでした。
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May 12, 2010
新しい会社はまだ5日目です。
パソコンでメールを見終わると、同じ画面に「ニュース」の項目がありました。
医薬品の会社のニュースが続いてましたが、リコーの話が目につきます。
「1日100円を節約すれば、1年で二万円、一万人の社員がやれば、二億円の利益を生む、不況になって、一発逆転ばかりを狙わず、地道に工夫すれば、利益は生まれる」
いやな感じが、心に浮かびます。
倹約、美徳、何度となく繰り返してきた、気持ちが落ち込むフレーズです。
上意下達からはじまる、がんじがらめの風土です。
「1日100円の為に、何時間考えるんだろう?」
「自由で、先進的な考えが、このために失われはしないだろうか?」
やり場の無いモヤモヤを持ちながら、工場見学を始めます。
それでも見学をしていると、お聞きしたいことが次から次と浮かびます。
担当の方にお聞きすると、「わたしには、高度過ぎて、専門の担当の方をお呼びします」と、電話をしてくれます。
久しぶりの工場設計に、僕は楽しくもなり、専門の方にも、どんどんお話をします。
専門の方も「ガイドラインがありますから、それを見ましょう」と、パソコンを開けてガイドラインを開きます。
すると、懐かしい名前が飛び込んできました。
T君のガイドラインでした。
僕の、30年来の気のおけない友人で、いまは、独立してコンサルをしています。
また嬉しくなりました。
正に、僕が話していることが書かれているんです。
こんな所で、同じ考えの友達のガイドラインを見せられて、なんて嬉しいでしょう。
明るく前向きに考えると、何故か良いことばかり舞い込んできます。
好きな志ん朝の落語でも、御伊勢詣りや長屋の豆腐屋は、節約もしますが、義理人情に篤く、困ったことを笑い飛ばします。
「江戸っ子は、義理人情に篤くて、大らかで、笑ってばかりでぃ!」と、ベランメイ調が、心のなかで、楽しく響きました。
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May 10, 2010
今朝は、初めての工場見学です。
朝8時の工場始業時間に間に合わせようと、少し緊張をしながら朝5時に起きます。
5時でも外はすっかり明るく、車を走らせスイスイと東名高速に向かいます。 横浜インターからの下り線、何台かのトラックの後を、アストラットジルベルトのボサノバを聞きながら、ゆっくり走ります。
トンネルに入ると急にバックミラーが輝きます。
路面の近い所に白く輝くヘッドライトです。
あっという間に、僕の横を通り抜けるのは、深い緑色のロータスクーペです。 箱根の様々な新緑の木々をバックに、ヨーロッパの深緑は疾走してゆきます。
そんな景色の目の前に、突然、ハットする富士山が白い頭を空いっぱいに浮かび上がります。
横浜から、まだ20分も経っていないのに現われた大きな富士山に、僕はただただ、言葉を失います。
小さく緊張した心が、馬鹿馬鹿しくなりました。
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May 09, 2010
風呂上りにテレビを見ると、見入ってしまいます。
一昨日は、TUTAYAで借りてきたのでしょう、古い白黒映画がついていました。
目鼻立ちの大きな女性が、ロングのスカートをはいて、昭和の家庭を舞台ににこやかに話をしています。
ゆっくり話し出したのは、寅さん映画でも和尚さん役で有名な笠智衆さんでした。
まだ50代でしょうか、見慣れた笠智衆さんより、ずっと若いのですが、話し方がぼくとつで独特の味わいがあります。
ということは、女性は、原節子さんです。
ちょっと日本人離れした目鼻立ちですが、そのころの理想的な女性なのでしょう。
テレビの横にあるビデオのタイトルに「晩春」とあります、そう、この映画は、小津安二郎の「晩春」です。
以前小津安二郎の東京物語を見ていると、祖母が、「こんなゆっくりした映画は、つまんないね」とつぶやきました。
でも、このゆっくりした調子は、多くの派手な映画には全く無い、日常生活のありのままが、情緒たっぷりに映し出されます。
原節子が、父の一人暮らしを心配して、結婚を遅らせているという話ですが、父の精一杯の嘘と、娘のどうしても父を心配している様子が、日常のペースで表現されます。
スリルも、サスペンスも、暴力もセックスも無い映画ですが、普段着で日常の喜怒哀楽がまるで当事者のように伝わります。
また、湯冷めするまで見入ってしまいました。
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May 06, 2010
今日は初出社、新入社員?です。
八重洲口の会社には、千代田線の大手町駅から徒歩10分です。
今日も、小田急線は混んでいて、2,3分到着が遅れました。
8時50分の約束の時間にぎりぎりでした。フー!
受付からすぐに会議室に通され、人事の担当者からの説明を受けます。
会社理念から、組織までいろいろ説明を受けます。
午後の休憩時間、ふと窓の外を眺めると「M谷商会」!
友人の勤める会社です。
そういえば、「近くに会社があるよ」と先月言われていました。
でも目の前とは!なんと!
早速、携帯からメールをします。
しばらくすると返事が返ってきました。
「そこのビルではなくて、近くの郵便局の角のビル」とのこと、でもやはり近くて驚きます。
「来週、飲まない?」と誘われますが、残念ながら出張でした。
でも、見知らぬ八重洲で、友達のありがたさを実感しました。
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May 05, 2010
クラシック・オタクの友人が、「連休は東京フォーラムのラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが最高に良いよ!」と、ひと月前に話してくれました。
そこで、昨日は妻と、新宿まで急行で行き、丸の内線で銀座に向かいます。
休日で、新宿からでも空いていて、珍しく座れました。
赤坂見付け駅まで行くと、お父さんと小学校4,5年生の女の子と、1,2年生の男の子が乗ってきました。
男の子は、フリーズのトレーナのようなズボンに、少し擦り切れたTシャツ。
女の子は、わざとではなく擦り切れたジーパンと、こちらもプリントが薄れたTシャツを着ています。
お父さんは、丸いキャップをかぶって、丸眼鏡に、フリーズのシャツに、よれたズボンでした。
男の子は、ヨドバシカメラでもらった1mほどもある細長い風船を、前に倒したり、戻したり。
つり革の横で、本を読んでいたお父さんが、静かに、注意します。
屈託の無い顔の男の子は、素直に風船を抱きかかえます。
国会議事堂前で、2人席があいて、そこに3人がそれぞれ、仲良く狭く座ります。
3人ともニコニコしています。
よく見ると女の子も、赤いほっぺたで、目が輝いています。
郊外でのびのび育った子供たちでしょうか、明るい笑顔です。
いつものサラリーマンであふれる丸の内線が、連休の合間に、すてきな笑顔を見せてくれました。
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May 02, 2010
お風呂からでると、娘が西部劇の映画を見ていました。
よく見る顔の映画俳優ですが、なかなか名前が出てきません。
しばらくして、そうそう、ウイリアム・ホールデンだ!
西部劇なのですが、どこか、いつもの騎兵隊が活躍するようではありません。
兵隊の服を着た、強盗が鉄道会社を襲撃します。
でも鉄道会社は、ならず者を雇って、強盗を退治しようとします。
そして、強盗は追われます。
橋の両端が爆破され、橋の上で、追っ手が馬とともに川に沈みます。
これこれ、記憶がよみがえりました。
サムペキンパー監督の「ワイルド バンチ」です。
中学生のころに、やはり、ララミー牧場や、騎兵隊の映画が当たり前にあった環境からは、
とても、違った西部劇と感じました。
最後は、メキシコの悪将軍の軍隊に、たった4人で戦って、壮絶な打ち合いになって死んでしまうのですが、
残酷さもあり、義理人情の世界に近く、まるで日本の仁侠映画のような印象でもありました。
中学生としては、よく分からなかったのですが、そういえば、真夜中のカーボーイや、イージーライダーなどのアウトローな映画が出ているころでした。
私も中学生ながら、アメリカの違った面を見た気がしたことを思い出しました。
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April 30, 2010
三浦半島は、明るい日差しで海がキラキラ光っていました。
今日は音楽の仲間とハイキング、バスに乗って三浦海岸から三崎口まで歩き、三崎口では名物の、マグロお昼ご飯が目当てです。
海岸沿いを走るバスを、小さな入り江で降りると、磯の香りが漂います。
風は少しありますが、青い空と入り江の先まで海が続きます。
引き潮の入り江では、近くの人が、もずくや、青海苔でしょか、背中を丸めて採っています。
入り江から丘に上ると、キャベツ畑が広がります。
春キャベツの甘い香りがします。
丘を下り、雑木林の中に、小さな金比羅神社があります。ここで、お参り。
坂を下ると、千畳敷のように、岩が洗濯板のように斜めに連なった海岸に出ます。
昨晩から泊り込みでキャンプをしている親子連れなど、にぎやかな一画です。
テントから出て髪をとかす女の子は、小学5,6年生でしょうか。
隣では、釣竿をおいて、早くもバーベキューをしている男性のグループ。
ぼくらは平らな岩場を、少し強くなった風に逆らいながら進みます。
小さく、紫と白で十字に咲いた大根の花が、幾重にも重なる横を歩いて進みます。花畑に迷い込んだようです。
突然、痛い!、前から砂粒が飛んできます。
大きな岩と海岸の間にある、小さな砂浜の砂が、強くなった風に飛ばされて、顔に当たります。
痛い!と後から来る人も、顔を覆い、後ろ向きになります。
たまらず僕も後ろ向きになり、ゆっくり進むと、岩陰を抜けると、砂粒がおさまりました。
でも遠くの海を見ると、黒い雲がどんどん空を覆ってきます。
海岸線のハイキングの足を速めて、ヨットの置き場で一息つきます。
無理をせず、海岸から離れて三崎口のマグロ屋を目指します。
途中、大きな風力発電の、ビュービューという風切音を聞きながら、三崎に着きます。
マグロ屋さんは、大繁盛!
坂に沿って、5階建てのお店は、どの部屋も満員。
でも、予約していたので、店に着くと、もう席と、料理が用意されています。
「わー美味しそうー、いただきます!」疲れも飛んでゆきます。
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April 27, 2010
雨がポツポツ降り出しましたが、今日も市民プールに行きます。
水着をナップザックに入れて、混んでない道を選んで、15分。
平日の昼間は空いています。プールが大きく見えます。
50mプールには、水中歩行のコースと、泳いでも歩いても良いコースと、泳ぐだけのコースに分かれています。
一昨日は、1000m歩いて150m泳ぎましたが、今日も同じレベルを目指します。
水中はなかなか足が進みません。
手も前に出しながら、一歩一歩進みます。
中高年、どちらかというと、高年の方が多く、若い人は、監視台のアルバイトの学生さんだけのようです。
一歩一歩、進むコツが分かってきました。
すると、早く歩きたくなります。
1000m歩いて、50mをクロールで泳ぎます。
一気に50mは、まだまだ疲れます。
また100m歩き、50m泳ぎます。
こんどは少し泳ぎもなれてきました。
だんだん楽しくなる、プールです。また明日も来たくなりました。
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April 25, 2010
今日は、久々市民プールにいこうと、車で行きました。
来月から転職だし、もっと体力つけなくちゃ!なんて思います。
昨日とは打って変わって青空がきれいな、晴天です。
車のドアガラスをいっぱいに開けて、車の中に爽やかな風を通します。
通りの楓は細い枝に、新緑が眩しくつけて、やさしい風を通してくれています。
天気が良いわりに、室内プールのせいでしょうか、あまり混んでいません。
50mプールの水中歩行のコースを何度も往復します。
プールから上がると、ますます爽やかな風を体いっぱいに感じます。
春の陽をいっぱいに受けて、今週は毎日来ようと決めました。
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April 23, 2010
今日も寒い春です、もう4月下旬だというのに。
でも、家の庭には、数日前には気がつかなかったハナミズキが、ピンク色の薄く可憐な花びらを広げてきました。
お隣には、紫色のモクレン、大きな花びらの内側が白く、新鮮で、若々しいコントラストで目立つ花です。
斜め前の御宅には、ピンクと白の牡丹が、大きく、ポッカりと花をつけています。
教会の曲がり角には、山吹の黄色い花が見事です。
竹の子がそろそろ出てくるのでしょうが、緑のみずみずしい草の間から、スーと伸びた枝に、黄色い鮮やかな、4枚花です。
太田道灌が山吹の歌を知らず恥じ入ったという逸話?の、その花です。
義父にいつ聞いたのか、正確には思い出せませんが、
ニコニコしながら、「昔、習った話だよ」と言ってくれたことを、黄色い山吹を見るたびに、思い出させてくれる楽しい春の花です。
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April 22, 2010
4月末で転職となり、一昨日は送別会でした。
わいわいしていると、携帯がなります。
高校1年の、担任の先生からお電話をいただきました。
先生は、一生懸命に電話で話をしていただきましたが、
「ありがとう、でも、俺はもう駄目なんだ、もう84だよ、わるいけど行けないよ」と苦しそうな、状態を見せないように、言われました。
昨年何人かで、春になったら1年生の同窓会をしたいね、という話になり、先生には、何回か御自宅に電話をしたのですが、応答がなく、手紙を出したのでした。
先生の話を聞いていると、とても残念で、涙が出そうでした。
でも、「先生いつまでも、お元気で居てください、1年D組は、皆先生をしたっています」と、やっと言えました。
先生は、俺はもう駄目だよと何度かおっしゃられましたが、話はあくまで明るくしてくれました。
遠くない日に、1年のクラス会をして、先生には、皆の写真とメッセージを書いてお送りたいと、思いました。
ショックでしたが、先生と話が出来た事を、ありがたく思い直しました。
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April 18, 2010
日曜の朝は、9時半からピアノ!のレッスン。
五十の手習いですが、ボケ防止かも。
今月からは、バッハのINVENTIONです。
楽譜は、ドから綺麗に山形に並んでいるのですが、右手が最初にメロディーを奏でます。
続いて、左手が1オクターブ低い音で、メロディーを弾きます、その間に右手は、和音のようなリズムを作ります。
片手では引けるのですが、両手になると、摩訶不思議、何がなんだか分からなくなります。
しかたなく、リズムはさておき、この音とこの音は同じタイミングで弾くんだと、自分自身に分からせて練習をします。
西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」に共感しつつ、サザンの「わたしはピアノ」に懐かさを感じ、ピアノの練習を続けていますが、小学生の女の子が、ポロポロと華麗に曲を弾く姿を見ると、「人には得意、不得意があるんだよな」と実感します。
それでも、今朝は、1時間続けて練習したら、なんと、両手が合って、「いい感じ」です。
レッスンで弾けたならば、誉めてくれるかな?と、ちょっと得意げに思っていました。
しかし、先生の、前で弾くと、「あれ、あれ」なかなか両手が合いません。
ようやっと、両手が合ったのは、今日のレッスンの終了間際、
「その調子で、頑張ってくださいね!」と言われます。
「頑張ってきたんだけどな」と、言葉に出ない気持ちです。
レッスンが終わり、帰り道、お母さんが片手でバギーを押し、片手で、男の子の手を取り坂道を登ってきます。
肩からは、いっぱいの買い物袋。
「もうすぐよ、そこの大きな木に着いたらお家よ!」とお母さん。
そうそう、こんなところで、悩んでもつまりません。
大きな木が見えるように、また練習!
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April 15, 2010
またまた、寒くなりました。
雨も降っています。
こんな日のお昼は、そう!キムチチゲです。
雨に濡れないように、新霞ヶ関ビルの中を抜けて、金融庁の、庇をくぐり、地下鉄に続く地下道をすすみます。
雨の日、昼の繁華街には、50円引きの看板のある店や、100円引きのチケット進呈してくれるを店がありますが、傍を通りぬけて、進みます。
長崎ちゃんぽんの店の角を曲がると、日よけの庇のある、あの「とんまま」です。
店は混んでます。
合い席で座ると、カクテキ、ゴボウ、大根薄切りのそれぞれのキムチが小皿で出されます。
もうたまりません。
韓国の銀色の御箸で、頂きます。
続いて、まだ煮えたぎっているキムチチゲです。
恐る恐る、こちらも韓国の底の薄いスプーンで頂きます。
「うまい!」と思わず叫びたくなります。
店には、英語を話すアメリカ人、日本語を話す中国の人、そして、近くのヒュンダイの人でしょうか、韓国語を話すサラリーマンでいっぱいです。
でも、日本の若い女性も、一人で入ってきます。
僕の前も、日本のサラリーマンから、一人出来た女性に代わります。
美味しい、暖かい、キムチで、帰りはホカホカです。
虎ノ門もあと数日です、次は八重洲口、また昼ごはん探訪が楽しみです。
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April 14, 2010
暖かい朝になりました。
でも、コート姿か目立つ朝です。
国会議事堂前で千代田線を降りると、ぞろぞろと、エスカレーターで、地上まで登ります。
いつもの、国会記者会館を左手にして、首相官邸を右に見ながら、長いだらだら坂を下り、会社にむかいます。
官邸前の交差点につくころには、体が温まります。
何か、横に、キラキラ輝くものがあります。
横を振り向くと、麻のジャケットの女性でした。
ズボンも洗いざらしのコットンパンツです。
首には、淡い七色のマフラーをして、先の細まった品の良い茶色のハイヒールを履いています。
明るい春を感じた朝になりました。
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April 12, 2010
今日は、2ヶ月ぶりの病院での検査です。
また、例のように、3時間待ち3分診療のため、朝の空いている時間に血液検査を済ませました。
そして予約の4時にもう一度病院に行き、診察券を診察室のポストに入れます。
「コト」入った音と、先に別の診察券が少し見えました。
表示板には「現在の診療は、2時半の予約の方です。」とありました。
想定内です。
1時間後にまた行きます。
やっと後2人となしました。
しばらく待つと、僕が呼ばれました。
先生は、いつもニコニコの笑顔で迎えてくれます。
「血液検査も、先日のMRIでの脳の検査もまったく異常がありませんね」と先生、ちょっと緊張した気持ちが、嬉しくなります。
しかも「先日入院した原因の珍しい菌を、今度学会で、もちろん匿名で、発表させてください。」
「菌が珍しく症例がすくないばかりでなく、こんなに元気になったことを発表したいんです。」と続きます。
「担当だったH先生が発表しますよ。」と。
研修医で、1年目、僕をベットに逆さ張り付けにして「カテーテルを入れるのは、簡単ですから!」と元気に言ってくれた、先生です。
「どうぞう、発表してください、アビオトロフィファ デフェクティバですね」と、呪文のような菌の名前を僕はハッと思い出し、口に出しました。
「どうぞ、H先生に、デューク大学で発表するよう、言って下さいね?」と、この世界では有名で、入院して何度も聞いた大学の名前をまた思い出しました。
先生の笑顔が、いっそう輝きました。
帰り道に地下鉄に乗ると、25年前からお世話になっている、同じ病院のN先生が、千代田線に乗り込むところでした。
なぜか、2週間前にも、虎ノ門の近くでお見かけしましたが、先生を見ると、不思議に良い結果が訪れるので、自分にジンクスを掛けています。
不思議と、呪文が、暖かく僕を見守ってくれるようです。
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5分早いだけで、朝の駅への道は、見慣れない人たちがいます。
家を出てすぐを右に曲ると、お母さんが車の鍵を出して玄関を出てきます。その後ろに、高校の制服を着た女の子が、ちょっと不満げに出てきます。以前の僕を思い出します。
駅近くの坂道では、まだ1才になったばかりでしょうか、可愛い赤ちゃんをおぶったお母さん。
最近では珍しい、おぶい紐で赤ちゃんをおぶり、小雨で傘を指し、小学生の2,3年生でしょうか、男の子を片手で引いて坂を下ってきます。
男の子は「おしっこ臭いですね?」と言いながら、笑顔で赤ちゃんを覗き込みます。
お母さんの答えをまたずに、また赤ちゃんを覗きます。
「うぶぶ、あぶー」と赤ちゃんが、ニコニコして答えます。
「ウブブ、アブーですか、お母さん、おもしおろいね!」と男の子。
少し寒い春の朝も、急に明るくなりました。
駅前のアジサイも、枯れたように見えた枝から、いつの間にか新鮮な緑が芽吹きだしました。
芝生には、雨で散った桜の花びらが、白い石でも綺麗にりちばめたように、彩を添えてます。
楽しい朝になりました。
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April 09, 2010
虎ノ門の交差点を過ぎて、いつもの昼食店街の中ほどに、今日、目指したお店はあります。
地下に通じる入り口には、立看板に、メニューが大きな字で書かれています。
「アジフライ定食」と書いてあります。
この店のアジフライ定食は、小ぶりのアジの開きが、「4枚!」も、沢山刻んだキャベツの大盛りの上に乗っています。
いいフライの香りがして、急いで特性ソースを掛けてほおばると、サクッと、口の中でフライの衣が音を立てます。
アジも、揚げすぎず、でも美味しい魚の油がたっぷり残っている揚げたてのいい具合のフライです。
僕は、テーブルに着くなり、、「アジあります?」と期待して聞きます。
「あ、終わっちゃいました。」と、僕の期待とは正反対に、そっけなく注文に来た女の子が答えます。
注文のメモと鉛筆を握り締めたまま、女の子は僕らの注文を待っています。
まったく予想していない答えに、僕は動揺して、本日最大の難問に悩みます。
「う~、ネギトロドン定食」と僕は答えを出します。
友人は、「サバ定食」「煮込み定食」とそれぞれ諦めて、早く注文をします。
ネギトロドンもそこそこの美味しさでしたが、未練が残ります。
会社に戻ると、午後の打ち合わせ資料が間に合わずに、昼ごはんを一緒に行かなかった友人が居ました。
「アジがなかったよ、もう!午後からはフラストレーションの塊になるよ!」と友人に話します。
「なかったの、そりゃ残念でした!」と部屋中に響く声で笑って、僕を見つめます。
フラストレーションはしばらく続きそうですが、笑顔が戻りました。
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April 07, 2010
先日キャロキングの曲を、携帯に入れました。
さっそく聞いてみると、「I feel アー ムー 小野町、I feel スカイ タンブリン ダウン I feel heart タンブリン ダウン、I just ルーズ コントロール、ウーウ ダーリン........
と続きます。
そうそう、これこれ、中学生のころでしょうか、深夜放送から流れてくる曲は、何回きいても「小野町」て何?「これ絶対、小野小町って言っているよ」と、思っていました。
TVでタモリクラブの「はや耳コナー」という番組で、英語の歌詞が日本語に聞こえる歌を紹介してましたが、まさに、一度「小野町」と聞くとその後何回聞いても、「小野町」です。
大人になっても気になり、数年前ようやっと、インターネットで調べたら「I feel the earth move under my feet」。
「そうだよね」と、やっと疑問が解けました。
でも「小野町」とともに、小さなゲルマニウムラジオを片耳のイヤホーンで聴いていいた、中高生のときのベットの固さが、肩から腰にかけて蘇りました。
Carole King
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
I feel my heart start to trembling
Whenever you're around
Ooh, baby, when I see your face
Mellow as the month of May
Oh, darling, I can't stand it
When you look at me that way
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
I feel my heart start to trembling
Whenever you're around
Oh, darling, when you're near me
And you tenderly call my name
I know that my emotions
Are something I just can't tame
I've just got to have you, baby
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down
I just lose control
Down to my very soul
I get a hot and cold all over
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down,
Tumbling down, tumbling down...
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April 04, 2010
今日は花冷え、南町田のアウトレットモールに行く道も空いていました。
ここは、犬を連れて行けるので、我が家のワンコも連れてきました。
でも、弱虫の我が家のワンコは、アウトレットモールの門を曲がると、自分より大きな犬を見て、それまで横に大きく振っていた尻尾が、急に足の間に丸まって入ってしまいます。怖いのです。
ペットショップには、たくさんの犬、大きなリトリバー、小さなトイプードル。
ガラス越しに、アビシニアンと柴犬の子犬を見ていると、僕の足が叩かれます。
誰かと思うと、大きな黒いリトリバーでした。立派な犬で、我が家のワンコは娘の足元に、隠れています。
隣のスターバックスのテラス席で、家族の買い物を待ちました。
ホットコーヒーもすぐに冷めてしまい、寒い一日です。
ブルドックかテリアか、鼻のつぶれた黒いしっかりした犬が、我が家のワンコの隣に座ります。
もうワンコは、僕のひざでずーっと震えています。
一時間ほどすると、ワンコが千切れんばかりに尻尾を振ります。
家族がテラスに戻ってきました。
いっぱいの荷物を抱えて、駐車場に向かうと、ワンコは軽快に歩きます。
帰宅することが分かっているようです。
車に入ると、やっと震えが止まり、ぐったりと、膝の上で落ち着きます。
お疲れ様でした、ワンコ。
千切れんばかりの
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April 02, 2010
あと二三日で4月というのに、夕方の志賀高原は、猛吹雪です。
午前中には少しだけ晴れていたゲレンデも、吹雪きでゴーグルなしでは、目が開けてられません。
吹雪を避けて、古い高原のホテルに戻ると、人影の少ないホールの高い天井には、大きな硝子窓が外の吹雪きを、映画のシーンのように映します。
ホールにあったオーディオにスイッチを入れると、ウインナワルツが飛び出して来ました。
僕しか居ないホールにワルツがかかり、まるでヨーロッパのホテルにさ迷ったようです。
帰りのバスに乗っても、ますます吹雪きが強くなります。
僕の前の二人掛けには、お母さんと小さな女の子。お父さんは、その前の席です。
車内の暖かさで、窓ガラスが曇ります。
女の子は、長い髪の毛を斜めにして窓に持たれています。
いくつか雪のバスの停留場を過ぎると、キュッキュッと音がします。
曇った窓ガラスに、小さな人差し指が動いていました。
丸い模様、四角い模様、カタカナや、お花が現れます。
突然「なにが見えないって?」とお母さんが、そう言いながら、窓を手で拭き、外が見えるようにします。
「何も言ってないよ、夢で聞いたんじゃない?」と優しい女の子の声。
お母さんは、座席に深々と背中を埋めます。
半ほど消された、窓の絵に、また、小さな人差し指が動きます。
綺麗に綺麗に、花模様が広がりました。
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March 30, 2010
クワットは、早いリフトです。
晴れた麓のゲレンデから、クワットに乗って上に登ります。
4人乗りのクワットで僕の隣には、お母さんと幼稚園位の男の子が隣り合わせになりました。
「もう余計なものを持って来るんだから!」とお母さんはいきなり、言いだします。
「ちゃんとバッグにしまってよ」息子は答えません。
まだお母さんの話が続いたところで、急に、風が出てきました。
「寒くない?」お母さんは息子の顔を覗き込みます。
「うん」と小さな返事が返ってきました。
「お父さんが、上で待ってるからね。一緒に滑ろうね。」
息子はリフトバーを握っている手を、握りかえて「うん!」と大きな返事をします。
次はもう頂上です。
僕がリフトバーをそっと上げました。
小さな男の子は、スキーの板を上向きにして、力いっぱいストックを突き、リフト降り場を滑り出しました。
青い空と新雪で、今日も、絶好のスキー日和です。
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スキー場行きの夜行バスは、何十年ぶりでしょうか、学生時代でも思い出せません。
今夜はそのバスで、子供と志賀高原です。
池袋のバス乗り場は、若い人の、ハシャイだ声でいっぱいです。
「キャー、なにこのバス、シャンデリアが付いてる!」若い女性が喜びます。
しばらく走ると、消灯となり、バスの揺れとともにうとうとします。
気が付くと、山に登る坂でしょうか、道路脇に灯に映し出された残雪がわかりました。
遠くの山際が、濃いブルーに変わってきます。
薄く、赤みがかった空を、誰も起きていない早朝のバスで自分だけが見ている、不思議な時間です。
少し進み、止まります。タイヤチェーンを付けだしました。
ジャリジャリと、バスの音が変わり、心も弾みます。
次第に、白々と外が明るくなると、周り全てが雪。
目の前の山頂だけに、朝日があたり、輝き出します。
6時50分、ゲレンデに着きました、リフトでは、スコップをもった人が雪かきを始めまています。
「さあ、着いたよ!」「スキーするよ!」と子供達を起こします。
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March 25, 2010
今朝は、近くの検診クリニックで、ぎりぎり今年度の健康診断です。
昨晩、9時過ぎに帰宅した娘のお土産の京都のお餅を、ガブリと噛んだところで、「9時以降の飲食はおやめください。」という、健康診断の注意書きを思い出し、ラップにくるんで冷蔵庫にしまいました。
朝食もとらずに、クリニックに行き、空いている検診は、2時間ほどで終了となりました。
検診後の食事をしていると、NHKで富良野塾の倉本聡が、ラジオ番組を作るドキュメンタリーが流れていました。
40年以上前に、倉本は、寺山修二とその本物の恋人を使って、実際の上野駅、屋形船、そして不忍池で映画を撮るように、ラジオドラマを収録していたのです。
僕も少年のころ、ラジオを良く聞き、ドラマでは頭の中で、勝手にいろいろな想像をしていました。
あるとき、「海の渦巻きに呑まれて生還した男」というドラマがあり、その後何回も、洗濯機に木片を浮かべ、「どんな暗い海で巻き込まれて、生還できたんだろう?」実験をしたことを思い出します。
倉本は、「守、破、離」と言います。「伝統を守り、でも破り、そしてそれ以上に離れてゆく」と。
午後からの会社に向かう電車で、携帯で音楽を掛けると、久々に荒井由実の「14番目の月」のアルバムから「さざ波」が掛かります。
「秋の光にきらめきながら、指の隙間を逃げてゆくさざ波、二人で行った演奏会の始まる前の弦の響きのよう.....」
懐かしく、でも新しく聞いたように、歌詞に惹きつけられます。
「愛が終わるのをつくろったら、明日を生きるのに遅れたわ、オールを持たずただよったら、優しい心の人に手紙を書きくなったわ。 グレイの影と、私だけの10月」
車内の前の席には、僕の年代に近い女性が疲れて目をつむっていました。
隣の席には、派手な格好の若いカップルが、「下北までは遠いから座りなよ」と席を女の子に譲ります。
今までの人生を尊び、でも破って、離れる、春は、旅立ちです。
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March 23, 2010
駅を降りると、構内で誰もが使える置き傘の棚を探す人がいました。
雨が降ってきたようです。
駅前の横断歩道は、軒先で信号の変わるのを待っている人が沢山居ました。
でも、歩いてみると、ポツポツ程度。
僕はコートの襟を起てて歩きます。
顔にあたる雨は、冷たくはありません。
そうそう、もう3月も下旬になりました。
電車の中では、今日、卒業式の袴をはいた女子大生がいたことを思い出します。春です。
雨粒の落ちる夜空を見上げると、白いものが。
枝に桜の花が、1分咲きでしょうか、咲き出しています。
僕の前を行く女性の傘も、黄色の傘で、ときどきくるくると回り楽しそうです。
いろいろな人の卒業。
人生の出発を感じる、春の宵でした。
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March 19, 2010
僕の腰は、しだいに元気になってきました。
朝も、急ぎ足から、ときには、走り足になります。
今朝も、雨上がりのまだ曇り空の朝です。
でも、大好きな早咲きの桜が満開です。
祖父も大好きで、写真もとったことがあります。
今朝は、雨に洗われていっそう、桜色が新鮮です。
道路には、いくつも桜の花びらが落ちています。
携帯で写真を撮って、駅に急ぎ足で向かいましたが、
どうしても心引かれて、戻ります。
道路の、桜の花をひとつポケットに入れて、
「よかった」と思い、幸せな気持ちで、会社に向かいました。
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March 17, 2010
地下鉄虎ノ門駅から、今日は成田の先まで出張です。
虎ノ門駅の改札にパスモをかざして通ると、まもなくオレンジ色の丸の内線がやってきました。
まだ昼間なので、あまり混んではいませんでしたが、立っている人も目立つ地下鉄です。
床を見ると、手提げの小ぶりのグレーの鞄が落ちています。
その前に、居眠りしている初老のサラリーマンが、隣の人に寄りかかっています。
つり革に立っている僕は、鞄を拾い上げて「もしもし、鞄が落ちましたよ。」とひざを揺すります。
起きません。
「しょうがないな、」と思いながら、鞄を電車の背もたれ側に置いて、今度は肩を揺すります。
「起きてください!」周りの人がこちらを注目します。
それでも起きません、まさか心臓でも止まっている?と怖い想像をしましたが、顔を見るとあくびをしています。
「なんだ、やっぱり寝ているんじゃないか」と思いながら、しばらく放っておくかと、僕は、成田への乗り換え駅を車内の電車地図で確認しようと見ました。
そろそろ三越前です。
り、り、りー、り、り、りー緊急を知らせる車内のベルが鳴り出します。
な、なんだ!と、寝ているおじさんを見ると、電車の長いすに横たわっています。
ドアの横の緊急ボタンを、見かねた若い男性の乗客が押したのでした。
乗客、皆で心配になり、揺すったり、支えたり、「大丈夫ですか!」と声をかけたり。
三越前に着くなり、駅員さんが5人飛び込んできました。
「大丈夫ですか、今外に出て休んでいただきますからね!」と言って、4人掛かりで、手早くおじさんをホームに運びます。
すると一人の駅員さんを残し、後の人は、すぐにホームに散らばり、電車の安全確認をします。
30秒も立たない内に、アナウンスがあり、「気分の悪くなった方の介護をしましたが、まもなく発車します。」
定時運行を必死で守ろうとします。
おじさんは、コンクリートのホームで寝かされていますが、立てない体で、頭だけ起きようとします、駅員さんが自分の制服を脱ぎ、急ごしらえの枕を、頭の下に入れます。
その駅員さんも、「ドアがしまりまーす」と言いながら、ランプを振りかざして、電車のほうを見て、おじさんは放りっ放しになります。
電車に乗ろうとした、乗客が、ホームで仰向けに寝て、頭を上げようとしているおじさんを、遠まわしに奇異に見ながら、電車に乗り込みます。
みごとな定時運行を守る姿勢でしたが、やはり、仰向けのおじさんが、首を起こそうとしてもがいているのをみると、大切なことを忘れてしまった、駅員さんの心が、機械仕掛けのように思えました。
おじさん、頑張って。
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March 15, 2010
金曜日の朝は、大手町で地下鉄を降りました。
地下鉄はたくさんの人を降ろし、座席が一斉に空いた電車は、なにごとも無かったように走って行きました。
C7番出口は、千代田線からは、いくつも地下道を通り抜け、いっぱいいたサラリーマン、OLさんが居なくなりました。
その東京駅の八重洲口のビルでは、正面のエレベーターホールが、出勤の人で、込み合っていました。
ちょっと約束の時間には早かったので、1階にある、ターリーズ コーヒーで、今日のコーヒーを頼みます。
そして、10分前に、約束の7階に登ります。
正面ホールには、まだ受付の係りの女性は来ていません。
外人を連れた女性と、就活の学生が4~5人すでに受付を待っていました。学生さんは、終始緊張した面持ちでした。
僕は人事部長さんと、打合せの予定だったので、受付で人事部長さんに取り次いでもらいました。
するとすぐに部長さんが来られ、丁寧に、案内されました。
僕が恐縮してついて行くと、応接室に案内されました、部長さんから、また丁寧に挨拶され、さらに恐縮します。
2,3分話をすると、今度は社長さんが現れ、もっともっと恐縮します。
「まあ、これは出会いだから」と社長さんが言われ、「型道りに、ご自分の履歴などお話ください」と続きます。
おずおずと話だし、しばらくすると、話がまだ終わらないうちに、「それでは、来てください。早いほうがいいですね」とあっさり言われ、「あとは、人事部長と細かい話をしてください。」で終わりました。
あまりにもあっさりした、就活で、大学生には悪かったかもと、若干の後ろめたさがありましたが、新しい仕事への楽しさで、うきうきしました。
帰ろうかと思ったのですが、近くの日本橋に学生時代の友達が勤めているデパートがあり、ふらふらと寄りました。
いつも、明るい友達の顔をみると、よけいに明るくなっりました。
この年で、就活、そして「桜咲く」の早春の一日でした。
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March 12, 2010
今日はオフィスにベルギー人が3人来て、午後の関西出張の前に打ち合わせをします。
でもどうやら一人は腹痛で、渋い顔をしています。
いつもの陽気な3人が、2人になりました。
「もちろん、ジェットラグ(時差ぼけ)さ、飲みすぎなんかじゃ、もちろん無いよ」と陽気な外人が笑いながら言います。
明日のプレゼンテーションの準備を終えて、お昼です。
近くのイタ飯屋に行きます。
ランチのコースを頼みましたが、腹痛の彼は、「コーラ」と渋い顔をして頼みます。
なかなか美味しい、鶏肉とオリーブの前菜、子牛肉のパスタ、牛肉のハンバーグチーズ、そして三色の重なった甘いデザート。
「美味しいけど、カロリー高いね」と僕が言うと、皆ニコニコとうなずきます。
良い天気の元、オフィスに歩いていくと、昨日若い人から聞いた、外人が持ってきたウイスキーについて聞きます。
「それ、シングルモルト?」と僕
「そうそう、スコットランドのね」とニコニコ外人。
「僕も、ラフロイグという、シングルモルトが大好物なんだ」と言うと、
急に、ニコニコしながら目を大きく見開いて、「僕も大好きで、日本に持ってきて、夕べホテルの部屋で飲んだんだ!」と喜びます。
「水を1滴たらして飲むと、最高だよね」と僕。
「あれは美味しいね、ボウモウもいいしね、でもラフロイグのスモーキーな味は格別だね」とニコニコ外人。
「そうそう、今度、機械をベルギーから送るときに、そっと機械の中身をラフロイグに替えておくからね!」
話は尽きません。まだ昼の1時を回ったどころですが、だんだん、ピートを燻したラフロイグの香りが、鼻の周りに漂っているようでした。
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March 10, 2010
ベルギーから、エンジニアが3人来ました。
建設中の現場の確認のためですが、オフィスに現れた彼らは、ニコニコと小学生の遠足のように笑顔です。
リーダーがゴディバの大きな箱のチョコレートを出して、お土産にオフィスの女性に渡します、こちらもニコニコと喜びます。
現場は牛久の近くです。
フレッシュひたちに乗ると、3人向かい合わせで、冗談ばかりの30分、やはり小学校の遠足です。
夕食に行く頃には、雪が降ってきて、近くの居酒屋まで、これまたニコニコで傘もささずに行きます。
刺身はマグロなど食べるのですが、他の生魚、ローフィッシュはなかなか手が出ません。
また、タコを食べれるかで、キャアキャアと喜びます。
煮干が1匹、箸置きの代わりに出ます。
「これは、なんだ?」と一人がニコニコしながら聞きます。
「日本の魚だ!」と日本人が答えます。
「半年前はローフィッシュだったんだ」と別な外人。
「いや、10年前のローフィッシュじゃあないのか?」とまた別な外人が喜んで話に加わります。
外の雪で静かな居酒屋も、そしてちょっと忙しかった僕の気持ちも、外人3人ですっかり、明るいニコニコになりました。
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March 08, 2010
新宿三丁目は夜は雨になりました。
小さなビルの4階にあるワインの美味しい店は、本当に小さく、でも3人でご飯を食べて話すには、とても良いお店です。
久々の友達と、シャンパンで乾杯して始めました。
うにとお豆腐の和え物が、小鉢に乗って出てきます。
空いているおなかには、正に食欲を増す前菜でした。
真鯛のテリーヌ、水菜がほどよくちりばめられた美味しい豆腐サラダ、白鶏のトマトグリルと美味しいものが、沢山出て、満足、満足。
ワインも、程よい重さのアルゼンチンワイン、これも美味しいです。
でも、今日の友人も、お母様が昨年亡くなられ、同年代の友達の両親も時をあわせたように他界していくので、そんな話しが大な比重を占めてしまう、年齢なんだなと思います。
食事が終わり、都営地下鉄の新宿三丁目駅で別れて、新宿の小田急線に向けて、地下道を歩いてゆくと、
若いカップルが互いにちょっとはにかみながら、手をつないで地下道を歩いるのが見えます。
だんだん若い人の声が多くなります。
ハットするような、黄色いストッキングの若い女性。
帽子を斜にかぶった、若い男性。
楽しそうな声が、JR新宿駅の地下改札口にこだまします。
明るい笑い声、話し声、旅行バックを転がす音。
更に増えてゆきます。
そんな若い人の声に、力をもらい、僕は小田急に乗って帰途につくことができました。
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March 07, 2010
先週は大阪に出張でした。
朝羽田から関西国際空港に、ちょっと閑散としているようにも思えた空港には、PANASONICの広告が蛇腹の飛行機タラップに目立ちます。
1軒目のお客様は、この時期ですが値上げお願い、丁寧な挨拶もそこそこに、きびしい言葉がでてきました。
次の客先は、表敬訪問、豪快なお客様で、関西弁でまくし立てます。
「そんな、あほな」「そやかて.....」と続きます。
打ち合わせの後、「ビール飲みに行きましょう」となり、気の聞いた部下が、4000円で飲み放題の店に行きます。
大阪の真ん中、淀屋橋近くで、地下に入ります。
生ビールの後に、お刺身、サラダ、鶏肉の石焼きなど、盛りだくさん出てきます。
話が、続き、ビールからワインに、お客さんも含めてワイン通ですが、「赤と白しかないのか」「まあ赤でいきましょか」と、皆で赤ワイン。
「着色料が入いっとんと、ちゃうか?」と言いながら飲んでみると。
「意外といけるやないの!」と。
話も、ワインも盛り上がり、最終の新幹線に飛び乗りました。
新幹線の中で、「あの人は、54歳でがんばっているな」と一緒に行った部長が言います。
行く前に、あの人は「肺がんから腎臓にがんが転移して、昨年暮れに、手術が成功したと電話があったんだ」と聞いていました。
でも、こんなに元気に話、病気のことなと微塵も感じさせない、笑いだらけの打ち合わせ。
同じ世代で、精一杯に生きて、元気に快活に日々を送ることのすばらしさを感じた大阪でした。
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March 04, 2010
テレビに出ていた、犬を見ていたら、スピッツを思い出しました。
スピッツは、友達の加藤君の家に行く途中の、大家さんの家で飼っていました。
加藤君の家は、神社の近くで、大きな大家さんの裏にあり、おばあちゃんと、お父さん、お母さんとおねえちゃんがいました。
小学生の僕は、いつも明るい友達の楽しい家に毎日遊びに行きました。
ある日、そのキャンキャン吼える、スピッツを撫でてみたく、すーっと手を出しました。
すると、ガブりと、小指の下の肉つきの良い手のひらを噛みつかれました。
それでも、ニコニコしながら、加藤君の家のガラス戸を引いて、「こんにちわ!」と言いいましたが、手から血がぽたぽたと落ちていました。
加藤君とおばさんが僕の声を聞いて出てきましたが、僕を見るなり、「わ!大変!」
僕はそんな大変とは思いませんでしたが、おばさんはすぐに僕の手を消毒して包帯でぐるぐる巻きにしました。
犬の飼い主の大家さんを呼んで、だんだん大騒ぎになりました。
大家さんは、大慌てで、僕を車でどこかの診療所まで連れて行って、きちんとお医者さんに診せてくれました。
僕は、ただただ言われるがままに、車に乗ったり、手を見せたり。
周りの大人が驚いていたことを良く思い出します。
でも今も犬は大好きで、我が家では、僕の隣のソファーに座ったワンコの頭を撫でます。
気持ちよさそうに目を細めて、僕を見つめます。
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March 03, 2010
朝、小さな川のほとりの、枝振りの良い桜の脇を、毎日通ります。
今朝は、近づくと、いつもは針のような枝が、なにやら、騒がしくなっていました。
近くに行くと、この2,3日で、冬芽が、大きく膨らみ、待望の桜が、数個咲き出しました。
ここは、亡き義父と写真をとった、僕の大好きな早咲き桜の木です。
いつもおどけた義父は、なで肩の左肩を斜めに下げながら、ニコニコして、写真に写っていました。
騒がしく見えたのは、いくつも蕾が膨らみ、枝の隙間に大きくなった蕾がいくつも重なって、見えたからでした。
春は着実に、進んできています。
そんな、桜を見ながら、電車に乗ると、幼稚園年長組くらいの男の子と、帽子を斜めにかぶり、流行の服で決めたお母さんが、プラットフォームに立っていました。
しばらくすると、男の子が、ぐずりだします。
電車がきて、乗り込んでも、ぐずっています。
最近多い、派手なお母さんによる、児童虐待が話題になっていいて、そんなことかなとも思い、しばらく見ていました。
でも、お母さんは、少し電車が走ると、まだぐずっている男の子を抱き上げて、しばらく抱っこしていました。
すぐに町田に到着すると、大勢の人が降りて、二人を見失ってしました。
僕は銀行に行く用事があり、銀行に向かう、路地に来たところ、前にあの二人の親子ずれが歩いて居ました。
でも、男の子は、もう先ほどまでのダダをこねることなど忘れたように、スキップをして歩いていました。
思わぬ、男の子のスキップに、僕のこころも、飛び跳ねました。
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February 27, 2010
一昨日から、暖かい東京でしたが、昨日から雲が増え、交差点で信号を待っていると、強い風で目が痛くなります。
昼の11時から、長いこと家族のようにしていた友人のお母さんの告別式でした。
平日の昼の告別式には、別の友人のご夫婦来に久々に会います。「こんなときにしか、会えないね」と挨拶します。でも最近こんな時が増えてきました。
ご住職が来てお経を読んでいただけるのですが、曹洞宗でした。
ドラがシンバルのように、打ち鳴らされます。
「うるさくて、寝ていられないわよ!」と永眠しているはずのお母さんが、そう言って起きてきそうな音でした。
喪主のお父さんが「春の嵐が来ようとする日に、お集まりいただき本当にありがとうございます。永遠の少女の気持ちを持った妻でした。」とご挨拶されました。
5年間の入院中もずっと付き添っておられたご主人は、大学でも忙しくされていましたが、奥さんの看病も、ニコニコされながら途切れることなく、一途にされていました。
昨晩は、春の嵐が吹き荒れ、玄関を開けると、白い花びらがたたきに張り付いています。お隣さんの白梅の花が、気がつかない内に、花開いていました。
僕の大好きな、坂の下の早咲き桜も、冬芽が大きく膨らんで、もう3,4つ小さなかわいい花が咲き出しました。
まるで、友人のお母さんが、春の嵐になり、花を振りまいて、天に昇っていったような朝でした。
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February 24, 2010
もう20年ほど前に、会社の敬愛している先輩から「教育里子という制度をやっているんだ」と聞いて、僕もすぐに資料を取り寄せて、始めました。
年間3万円ほどのお金で、インドネシアかスリランカの一人の子供の年間の学費を出すものです。
はじめて里親になったとき、マメに手紙を書いたり、写真を送ったりしていましたが、だんだん怠惰となり、里子が卒業して新しい里子になった時には手紙をだしますが、それ以外は、とんと筆不精になっています。
そんな制度ですが、のんべんだらりと、もう20年もやっています。
昨日は里子のレポートが送られてきました。
僕はスリランカの教育里子をしていますが、みな仏教徒であり、大変な貧しい生活でも、明るく生活しているようです。
手紙には、お釈迦様にお祈りしたとか、渡しの父は病気で寝たきりで、母が働いて3人の子供の面倒をみていますなど、文化と厳しい現実がそのまま書かれています。
その封筒をガサガサと中身を振り落とすと、集合写真が出ていました。
明るい太陽の日差しのなか、大きな木の木陰に、30人ほどの学生が、手を振っています。
浅黒い肌に、満面の笑顔で、大きく手を振ってくれています。
若い元気な手が、結ばれています。
大きな瞳に、アジアの将来が写っているようでした。
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February 23, 2010
明け方5時、携帯の振動音がベットに響きます。
良くない予感とともに、宛名を見ると、想像していた友人からです。
お母様の永眠のお知らせでした。
簡単な、永眠のお知らせと、「ありがとうございます。」だけのメールでしたが、重く、深いメールでした。
お母様はもう5年近くも、病院生活をされていて覚悟はしていたのですが、現実のものとなると大きな時代が過ぎてゆくのを感じます。
高校卒業のころから、お邪魔しては、遊んでいました。
古典を皆で読んだりしましたが、僕はよく居眠りをしていました。
お母様が、関西の言葉で僕らに軽快に語る口調は、いまでもすぐに思い出せます。
つたない僕の手紙を誉めてくれたり、僕の思いを、「それは自然の摂理やね」などと、平易に、そして深く諭してくれました。
お母様が亡くなっても、僕の目の前では、通勤電車は動き、オリンピックはゲームを続け、電話は鳴り、通勤の人は会社に向かいます。
きっと「それは自然の摂理やね」と、お母様も草葉の陰で言っているのかもしれません。
よく笑い、よく食べ、よく話しました。
ご冥福を祈ります。
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寒い冬で、しかも日曜日の朝は苦手です。
でも、友人の演奏の練習が、生で、しかも間近で聞けるチャンスなので、池袋の先の江古田まで行きました。
朝9時過ぎ江古田近くの、地下鉄新桜台という駅の出口にでると、幹線道路と住宅街で、離れたところにローソンがあるだけのところでした。
10時からの練習なので、江古田駅までふらりと歩いて行きましたが、通りにある、税務署の前に2,3人の人だかり、さらに先に進むと、パチンコ屋の前に、数十人のほとんど男性がいました。10時開店のようです。
でも、他の商店はまだシャッターを降ろしていました。
練習場所の貸しスタジオに戻ると、チェロのS君とピアノのOさん、そしてコンサート大好きのS君が待っていました。
スタジオは地下にありました。練習の部屋が2部屋ありました。
階段を下りると、もう他の方の練習の曲が少し聞こえます。
防音の二十扉を開けると、中はフローリングに木の壁と天井です。ピアノが一台ありました。
早速、倉庫から、譜面台と折りたたみの椅子を、聴衆ように2脚だします。
すこし指慣らしをと、チェロとピアノでそれぞれ二人が始めます。
そして練習、いきなり始まります。
荘厳な曲ですが、次第に晴れやかになってきます。
10分ほどの曲が終わると、「ユダヤ的な曲かな?これは」とコンサート好きのS君、「これは20世紀初期のドイツの作曲家の曲で、宗教的な広がりがあるね」とチェロのS君。
「チェロの方と、ぜひ一度やりたかったの、この曲!」とピアノのOさん。
この曲を2,3回練習すると、続いて、別な曲の譜面を並べて、「つぎをやりましょう」と始まります。
今度は、聞き覚えのある曲、特異なリズムです。
演奏が終わるなり、「誰の曲?」と私が聞くと、「ラベルのピアノソナタ」との返事。
最近、僕はラベルのバイオリンソナタが好きで、そのアルバムにこの曲が入っていたようです。
僕のお気に入りのリズムでした。
続いては、これまた、長い長い同じ音の演奏が続く曲です、現代曲のようでもありますが、とても調子をとるのが難しいらしく、「これは、なかなかリズムを数えられない!」とチェリストが少し恥入ります。
ピアノとの調子を何度も確認して、弾き終えました。
「これは誰の曲?」と早速聞きます。
「第二次世界大戦で、フランス人捕虜が、ピアノとチェロとバイオリン、クラリネットのために書いた曲で、獄中で書いたので、その後いろいろな解釈と批判がある曲だけと、宗教的な高まりもあり、渾身のすばらしい曲です。」とコンサート好きのS君。
その後も、12時まで何曲も演奏して、僕には珍しい曲ばかりで、クラシックの奥深さに、驚いた日曜日の朝でした。
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February 18, 2010
カーテンを開けると、外が白く光ります、雪です。
玄関を開けると、眩しい銀世界です。
外の門扉の細い格子の上にも、綺麗に並んで雪が積もっています。
道にはあまり積もっていませんが、階段に薄く積もった雪を、恐る恐る踏みながら、坂を下ります。
通りの角にある、いつも早咲きの桜は、冬芽の上にも、雪を乗せてます。
坂の途中にある伊予柑が、白い雪の枝から大きく重そうな黄色い顔を覗かせます。
小学生の通り道沿いにあるベンチには、円弧を描いて、雪がそこだけありません、手袋ですくって雪合戦をしたのかな。
雪で花が咲いたような並木道に、小学生の傘が、楽しそうにクルクル跳ねてました。
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朝は大忙しです。
起きると、洗濯物を確認して、洗濯機を回します。
冷凍庫から冷凍にしたご飯を取り出し、チンします。
お味噌汁は定番の、玉ネギです。刻んで、ダシ袋と一緒に煮詰めます。
今日はゴミの日、有料のゴミ袋につめて、居間、洗面所のゴミ箱をきれいにして、袋を入れ替えます。
朝ごはんは、昨日のおでんを息子に、私は納豆に万能ネギを入れて、100回かき混ぜます。
おでんを温めるため、コンロに火をつけて待ちます。
ちょっと、火の調子が大きすぎます。
少し弱めます、それでも、赤い火がでます。
ちょっと様子を見るため、横のコンロに移します。
あ!
おでん鍋の下に、コルクの敷物あり、焦げていました。
あわてて、流しにコルクを落とします。
真っ黒こげ!
最初から鍋の下にくっついていました。
大失敗。
寒い朝ですが、換気扇を回した朝でした。
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